知り合いの先生と若者が尿路結石で病院へ通院。医師からホーレンソウなど(タケノコ、レタス、ブロッコリ、ナス、ピーナッツ、未熟バナナ、チョコ)はカルシウムと一緒にとるように勧められたという。
私も大のホーレンソウ好きなので注意しましょう。シュウ酸はカルシウムはえぐ味として感じられ、歯がザラザラ感があるという。昔から鰹節をかけるのは意味があったのか。
紅茶やココア、コーヒーにもシュウ酸は多いらしい。酢や果物のクエン酸は結合阻害として働き(結石形成阻止分子として入院結石食に飲料として加えられる)、塩分・砂糖の取りすぎは結合促進。尿路結石の先生は論文書きで体は動かさず、毎晩の飲み食い会合、若者は自炊せず殆どがコンビニで済ませていたという。2人とも水はあまり飲まず、小用も少なかったという。
1日2リットルを目標に水分を補給
chemiphar.tv/healthcare/urine/index_04
尿路結石を予防するために大事なことのひとつは、水分をたくさんとって、おしっこの量を増やすことです。
おしっこの量が多いほど尿が薄くなるため、結石をつくる物質も溶けやすくなり、おしっこと一緒に排泄されやすいからです。
普通、1日の尿量は1.2リットルほどですが、尿路結石の予防には、尿量2リットルが理想的です。食事以外で水分を2リットル以上とるようにしましょう。
お茶類でとる場合には、シュウ酸の多い玉露や紅茶は避け、番茶や麦茶、ほうじ茶といったシュウ酸の少ないものにしましょう。ウーロン茶にもシュウ酸を多く含む種類のものがあるので、大量に飲むのは避けたほうが無難です。
カルシウム結石であっても、カルシウムは積極的に摂取を
尿路結石の約9割はカルシウムを含む結石なので、カルシウムの摂取は控えたほうがよいと思われがち。しかし、実際はその反対です。
尿路結石の約9割はカルシウムを含む結石なので、カルシウムの摂取は控えたほうがよいと思われがち。しかし、実際はその反対です。
カルシウムをとると、腸の中でシュウ酸と結合し、便と一緒にシュウ酸を体外に出す働きをするので、結石予防に役立つのです。
カルシウムは、
乳製品、
大豆製品、
海藻類、
小魚
などのほか、春菊や小松菜やなどの野菜にもたくさん含まれていますので、1日600mg以上を目安に、いろいろな食品からとるようにしましょう。
シュウ酸を多く含む食品をとりすぎない
シュウ酸を多く含む食品には、ホウレンソウ、タケノコ、チョコレート、ココア、紅茶などがあります。これらをとりすぎると結石ができやすくなるので、とりすぎに注意しましょう。
ホウレン草はゆでておひたしにすると、シュウ酸を半分程度に減らせます。
シュウ酸の多い食品はカルシウムといっしょにとる
シュウ酸を多く含む食品は、カルシウムと一緒にとるようにしましょう。
カルシウムはシュウ酸が腸から吸収されるのを妨げ、尿中へのシュウ酸排泄量増加を防ぐ働きをします。
以下のような組み合わせを参考に。
● ホウレンソウにカツオ節やちりめんジャコをかける
● タケノコはワカメと一緒に煮物に
● チョコレートはミルク入りを選ぶか、牛乳と一緒に食べる
● ココアや紅茶はミルク入りで
● タケノコはワカメと一緒に煮物に
● チョコレートはミルク入りを選ぶか、牛乳と一緒に食べる
● ココアや紅茶はミルク入りで