今年の2月だと思うがスーパーの花屋さんでネコヤナギの綿毛で春を感じた。2月の雪原でも大きな白い綿毛を見たが、谷地のヤナギは固い芽のままであった。
4月も終わる頃、山では遅い春が来る。白樺の林から見える山はまだ雪をいだいている。スノボーの欧米の若者らも去っていき久しぶりに心が動いてカメラで春を探してみた。
草原もまだまだ若葉はなく枯野のままである。
どこかに春の気配はあるのか探してみた。近所のおじさんは人が好きで毎晩飲み食いであるが私は質素な食事で自然を相手にする方が好きだ。神主系の母親の血のためであろうか?
この時期一番に黄緑色の葉が毎年出て”柳青”と思っていたがカメラで拡大して、そうではないことに驚いた。黄緑色の美しい綿毛というか花なのか。ヤナギの種類は?
ネコヤナギの綿毛も山の小屋付近にあることを発見。今までその存在を知らなかった。
ヤナギと言えば自らの修士論文を持参したM君を思い出す。芝増上寺の付属高校から来た子で1年生の時は元気であったが、農学部へ行きアリとヤナギの研究に従事するころから教授と同僚に虐められて憔悴しきっていた。
私なら虐められたら倍返しをするが(君は修士に行くなと教授に言われたが、博士まで行き、さらに..........)、真面目なM君はそうもいかないのであろう。アカハラは難しい問題である。
この辺にはいない実に真面目な子だったのである。今どうしているか?
石庭もクロッカス・スノードロップやフクジュソウが咲き終わりミニスイセンのテタテートが盛りである。
この薄青白い小さな花の名は?
こちらはうつむき加減の濃い青色の小さな花である。
野原にはオオウバユリの艶やかな葉が元気に出てきた。
雪野で残った親との競演である。
カシワの枯れ葉はついたまま。
お稲荷様への道からも雪が解け、草刈りが5月中下旬から始まるであろう。良き気候の春~夏であって欲しい。