パリ・セーヌ川、洪水の恐れ ルーブル美術館休業へ
2016年6月3日 08時28分 中日新聞
【パリ共同】
フランス各地で先週末から大雨が続き、パリを流れるセーヌ川が増水し洪水の恐れが出ているため、川岸に近いルーブル美術館は2日、収蔵品を安全な場所に移す必要があるとして、3日を終日休館とすることを決めた。
オルセー美術館も収蔵品を地階などから上階に移す作業を開始、川岸を走る近郊電車は一部運休となった。
パリでは1910年にセーヌ川で大洪水が起き、長期間にわたり都市機能がまひした。フランスメディアは今回、これに匹敵する危機が迫っているとして「世紀の大増水」などと報じた。
セーヌ川や支流の沿岸各県では既に洪水が発生している。
news.artnet.com/art-world/louvre-orsay-close-emergency-flooding-seine-510191
欧州中部で豪雨に伴う大規模な洪水が発生し、AFP通信によると、増水した川に流されるなどして2013年6月3日までにチェコで7人、オーストリアで2人、スイスで1人が死亡した。行方不明者も相次いでおり、犠牲者がさらに増える恐れもある。
写真は水に漬かった街の様子(ドイツ・マイセン)(2013年06月05日) 【AFP=時事】
earthreview.net/strange-lightning-strikes-german-pitch-35-injured/