元講師のアカハラで学生自殺か 大分大、因果関係調査へ
2016年6月10日 19時09分 中日新聞
大分大は10日、経済学部に在籍していた30代の男性元講師が、担当するゼミに所属した20代の男子学生に、過度に叱るなどのアカデミックハラスメントを繰り返したと明らかにした。
男子学生は昨年2月、自宅で自殺した。
大学は近く、ハラスメントと自殺の因果関係を調査する第三者委員会を設け、年内にも結論を公表する方針。
大学側によると、元講師は2014年夏ごろから昨年2月ごろの間、所属学生の取りまとめ役だった男子学生に対し、研究室で企画案を批判したり、無料通信アプリのメッセージで叱りつけたりする行為を繰り返した。
男子学生の父親は昨年3月と7月に、大学側に抗議していた。
(共同)