個人的には大島ツバキ油をシャンプー、リンス後に使用している。髪の乾燥で悩むことがない。温室小屋のピンクのサザンカが終わり、2月には咲くであろう赤の椿が花芽をたくさんつけている。今はピンクのシャコバサボテンが北側の日が当たらない部屋で元気にさいている。
12月下旬は沈丁花の高貴な香り、3月には君子ランが咲くであろう。チャンスがあれば「足摺椿」も使ってみたい。
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保湿力が自慢、足摺うるおす椿油…全国から注文
2016年12月23日 18時56分 読売
高知県土佐清水市のシルバー人材センターが、市内に自生するヤブツバキの種からとった椿油「足摺椿」の発送作業に追われている。
「足摺椿」は人間の皮脂に多く含まれるとされるオレイン酸を豊富に含み、肌になじみやすくて保湿力が高いといい、北海道から九州まで全国から注文が寄せられている。
同市では、ヤブツバキが足摺岬を中心に多く自生し、市の花にも指定されている。
古くから種を搾って油を採取し、髪や肌に付けたり、食用にしたりしていたという。
同センターでは、2000年から、地元の特長を生かした新規事業として取り組みを始めた。
当初は、種を熊本県内の事業所に送り、製油してもらったものを瓶詰めにしていた。09年からは同市加久見の作業場に搾油機や粉砕機などを整備し、製油も始めた。
主にお年寄りが山などに入って集めてきたヤブツバキの種を買い取り、今月から製油作業が本格化。
種を天日干しで乾燥させ、粉砕機で砕いて紙袋に入れ、搾油機で油を搾る。
2日ほどかけて不純物を沈殿させ、上澄み液をさらに2日かけて濾過した油を瓶詰めする。
製造工程で加熱することも、添加物を加えることもない。
今年は豊作で、不作だった昨年の430キロを大きく上回る約1300キロの種を収穫できた。
種1キロで200グラム程度の油が採取できるという。搾りかすは肥料や燃料として活用する。
出来上がった「足摺椿」は透明で、においはほとんどない。
機械が入った当初から製造を担当している同市津呂の山本泰章さん(73)は
「機械の掃除とか『うるさい』ことも多いけんど、喜んでもらえるので頑張る。椿油を使う女性は『お肌つるつる、髪の毛つやつや』。美人ばっかりじゃ」
と胸を張る。
「足摺椿油」は、足摺岬周辺の土産物店で販売されるほか、注文も受け付ける。100cc・1400円、60cc・1000円の2種類で送料別。注文・問い合わせは同センター(0880・82・5757)。
(広浜隆志)