姫路城、「菱の門」内部を初公開 武士の詰め所
2017年1月21日 10時07分 中日新聞
世界遺産の国宝・姫路城(兵庫県姫路市)で21日、国の重要文化財「菱の門」の内部が初めて一般公開された。
菱の門は姫路城に現存する21の門のうち最大で大天守への表玄関。
公開対象は門の西側1階部分で約13畳分の広さがあり、武士が通行人を確認するため詰め所として利用していた。
姫路城では、1601年から当時の城主池田輝政が現在の大天守の建造を始めた。菱の門も、この時期に建てられたとみられている。
2階建てで、高さ約12メートル、東西の長さ約18メートル。
桃山時代の豪華な建築様式の雰囲気を残し、窓の格子に黒漆と金の飾りが付いている。
(共同)