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ブロッコリー新芽に肥満予防?

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イメージ 1スルフォラファン (sulforaphane) は自閉症に効果がある?アンチエイジングにはじまり抗がん作用や肝機能を高めてくれると。

 ブロッコリー新芽、ピリッとした辛みで肥満予防
 
     2017年03月22日 10時36分     読売
 
  金沢大医薬保健研究域の太田嗣人准教授と食品大手「カゴメ」の研究チームは、ブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に多く含まれる成分「スルフォラファン」に肥満を抑制する効果があることを発見した。
 
 脂肪のエネルギー消費を促し、肥満型の人の腸内環境を改善させる作用があるという。糖尿病や脂肪肝など生活習慣病の予防に期待される。
 
 研究では、10匹ほどのマウスを用い、スルフォラファンを混ぜた高脂肪食を与えた群と、高脂肪食のみを与えた群などに分け、14週間にわたって体重増加を観察した。
 
その結果、スルフォラファン入りを与えられたマウスの群は、高脂肪食のみの群に比べて、体重増加率が約15%抑えられ、内臓脂肪量が約25%減少した。
 
 スルフォラファンは、体内に取り込まれた化学物質の解毒作用や抗酸化力があり、ガンの予防効果があることが知られている。
 
今回の研究ではさらに、
 
〈1〉脂肪の燃焼効果を高め、エネルギー消費量を増加させる
〈2〉腸内の悪玉細菌を減らし、血糖を血中から取り入れるインスリンの正常な働きを助ける――
 
という二つの作用があることがわかった。
 
 実験でマウスに毎日与えていたスルフォラファンの量を、人間の体重で換算すると、市販されているブロッコリースプラウト1~2パック分にあたる約50~100ミリ・グラムとなる。研究チームは、人間の肥満予防にもこの量を取るのが好ましいとしている。
 
 また、スルフォラファンの含有量はブロッコリー1株分と、ブロッコリースプラウト1芽分が同程度だといい、効率的に同成分を摂取するには新芽を食べるのが適しているという。
 
 太田准教授は
 
「ピリッとした辛みが、体内にスルフォラファンが取り入れられている合図。体形が気になる方はぜひ、食生活に取り入れてほしい」
 
と話している。

 chemoprotectioncenter.org/accomplishments/isolation-of-sulforaphane/
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