雪山講習会で8人もの高校生が雪崩で心肺停止とはひどい事件である。
27日午前、栃木県那須町の「那須温泉ファミリースキー場」で雪崩が発生。通報があったのは午前9時20分ごろ、引率していた高校の男性教諭からという。
天気図とtenki.jpの解説を読むと関東はかなり危険な気象であると判断できる。特に関東沖の2つの低気圧の存在はかなり危険である。数時間で30cmもの雪が降ったらしい。
表層雪崩が起きる典型な例である。
2017年の北極寒気は南下して日本に張り出す傾向がある。東西流がブロッキングされているケースが多い。
気象庁
高校生を危険な状況にさせた引率教員らの責任は重大であろう。単なるミスでは済まされない。絶対安全などという気象はありえない!
tenki.jpの3月27日の天気
今日(27日)の関東地方は、広く雨や雪が降っています。山沿いだけでなく、朝にかけては都心など平野部でも所々で雨に雪が交じりました。
午前10時現在、雪は山沿いが中心で、平野部ではほとんど雨になっていますが、まだ千葉県や茨城県などで雨に雪の交じっている所があります。
このあとは、平野部で今みぞれの所も昼前にかけて次第に雨に変わる見込みです。
平野部の雨は午後3時頃までの所が多い見込みですが、千葉や茨城では午後5時頃まで雨の降る所がありそうです。
山沿いの雪のピークは午前中ですが、午後も降ったり止んだりで、明日(28日)の午前6時頃まで断続的に雪となりそうです。車の運転をされる方は、路面が滑りやすくなりますので十分にご注意下さい。
そして今日(27日)は、とにかく寒いです。
都心では、日中の最高気温は7度と真冬並みの予想。加えて関東全域で北風が強く、より寒く感じられます。暖かくしてお過ごしください。
(2017年3月27日 10時56分)
絶対安全と判断、ラッセル決定
栃木雪崩事故で責任者初の会見
栃木雪崩事故で責任者初の会見
2017年03月29日 18時55分 京都新聞
高校生ら8人が犠牲になった雪崩事故についての記者会見で汗を拭う、栃木県高体連登山専門部の猪瀬修一委員長=29日午後、栃木県庁
栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加していた県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、講習会の責任者だった県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一委員長が29日、事故後初めて県庁で記者会見し、荒天で登山を中止しながらラッセル訓練を行った理由について
「当時は絶対安全と判断した。現場にいた教諭2人と相談して決めた」
と述べた。
雪崩は午前8時半ごろ発生したが現場から通報できなかったため、119番が午前9時20分ごろになったことも明らかになった。
現場にいた教諭は無線や携帯電話を持っていたが、当時屋内で待機していた猪瀬氏に、直後の連絡はなかったという。
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2017/086
03/27/2017
04:05 UTC
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