ブドウの苗木すら満足に育てられないが、2017年は是非チャレンジしたいと思っている。特にアントシアニンが多いヤマブドウの生産に興味がある。
林業、果樹栽培、漁業、農業などに興味を持っている高校生、大学生、若手サラリーマンは多いと思う。地域の行政が率先して引継ぎをできるようにすべきである。
高校で微分・積分を教えるより、このような実業に従事させることが今後重要であろう。彼らの人生にとっても楽しみができる。
小中高生や大学生を教員らの指導から解放させる手立ても教育現場の課題となる。世の中には教員より優秀な人材が数多くいるからである。
高齢化に悩む三和ブドウ栽培、地元高校生が引き継ぐ
2017年05月25日 22時00分 京都新聞
福知山高三和分校(京都府福知山市三和町)の生徒が、同町特産の「三和ブドウ」の栽培に挑戦している。
2年前に学校近くにあるブドウ園の管理を引き継ぎ、このほど新芽を整える実習を行った。
生徒たちは農家の指導を受けながら、真剣な表情で取り組んだ。
同校では2015年、高齢化で廃園を検討していた農家から、園を管理しないかとの提案を受け、三和ブドウの栽培に着手した。地域の特産品を次世代に継承しようと、学校近くの約4・5アールの農園で、マスカットベリーA12本を育てている。
実習には農業科の2年生8人が参加した。
同町友渕のブドウ農家高根利数さん(83)の指導を受けながら、日光が新芽やつぼみに届くよう、ゆっくりと茎をねじり、新芽のバランスや向きを整えた。
2年高橋美帆さん(16)は
「普段扱う野菜とはやり方が違って難しい。三和ブドウは食べたことがないので、収穫が楽しみ」
と話した。ブドウは8月末に収穫し、校内で販売する。
三和ブドウは濃厚な甘みが特徴で、丹波の初秋の味覚として知られる。
同町内では25農家が栽培しているが、高齢化で廃業が進み、昨年の出荷量は7・2トンと、20年前の3分の1以下に減少している。高根さんは
「実習を通して、三和ブドウの栽培に興味を持つ若者が増え、担い手不足の解消につながれば」
と期待する。