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大学における架空発注問題

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東工大元教授ら、研究費1900万円を不正使用
 
2014年1月10日20時49分  読売
 
 東京工業大は10日、同大を昨年3月に定年退職した生命理工学研究科の元教授(60歳代)らが架空発注を繰り返して業者に預け金を行い、国などからの研究費約1900万円を不正使用していたと発表した。

 元教授らは「私的流用はない」と話しているが、記録が廃棄されており、使途は不明だという。
 
 同大は、元教授を懲戒解雇相当として退職金の一部と不正使用した研究費の返還請求を検討。また、
 
共謀した女性秘書(60歳代)を懲戒解雇処分、
研究室を引き継いだ男性准教授(40歳代)を訓告
 
のとした。
 
 同大によると、架空発注は2008年から昨年3月まで、実験用の試薬や部品の名目で67回繰り返された。
 
預け金は、研究室の卒業生の口座に業者から振り込まれ、秘書が引き出していた。
 
20人分以上の口座が使われ、秘書による引き出しは元教授の退職後も行われていた。
 
准教授の研究費からも秘書が架空発注していたが、准教授は預かり金の存在自体を知らなかったという。
 

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