太陽系外から飛来、珍しい「葉巻形」…小惑星か
2017年11月21日 10時42分 読売
【ワシントン=三井誠】
米ハワイ大などの研究チームは20日、先月発見された、太陽系の外から来たとみられる小天体が、太陽系では珍しい「葉巻のような形」だったとの研究成果を発表した。
当初は彗星とみられていたが、彗星に特有なガスなどの噴出物が確認できないため、小惑星とみられる。
論文は20日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。
小天体は、ハワイ大のチームが先月19日に発見し、ハワイ語で「初の偵察者」を意味する「オウムアムア」と名付けた。
今回の詳細な分析により、形は細長い棒状で、長さは400~800メートル程度であることがわかった。
軌道の分析で、太陽系外から初めて飛来した小天体であることも改めて確認した。
葉巻形になった理由ははっきりしない。