音質に拘らないドライブに便利なのはCDである。それも今は16GBのSDカードが便利である。
私も夜にひっそりとMel Tormeのレコードを聞く。なんとも言えない気分になる。彼の歌っている時の息が感じられるのである。
ソニー、29年ぶりレコード発売 人気再燃を受け自社生産を復活、「文化」復権へ
2018.3.19 05:34 SankeiBiz
アナログレコードの自社生産を復活させたソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は21日、29年ぶりとなる復活第1弾のレコード2タイトルを発売する。
人気再燃を受け、SMEは今後ラインアップの拡充を図りレコード文化の復権を目指す。
レコードはかつて音楽の主役だったが、1988年にCDの生産枚数がレコードを上回り、SMEも89年にレコードの自社生産を終了した。
blogos.com/article/280910/
昨今はスマホなどを使いストリーミング再生で音楽を楽しむ定額制音楽配信サービスが浸透しつつあるが、その一方で、針を落として再生するアナログレコード特有の温かみある音質が見直されてきた。
日本レコード協会によると、生産枚数が最も少なかった2009年は約10万2000枚だったが17年には約106万3000枚と10倍以上に伸びている。
ジャケットデザインに魅力を感じ、「ジャケ買い」するファンも増加。
プレーヤーがなくても中身の音楽は付属のQRコードを読み取ってダウンロードできるものも多い。
アイドルグループもレコードを出しており、同協会は
「昭和以来の愛好家に加えて、若いファンの増加で裾野が拡大している」
と分析する。
レコードを成長市場と見たSMEは自社生産の復活を決め、昨年から設備の導入を進めた。
マスター音源を入力する「ラッカー盤」に溝を彫るカッティングマシンを手始めに、静岡県内の工場にはレコードの元になる円形の塩化ビニールに金型を押し当てるプレス機を設置した。
SMEは自社生産態勢を整えたことで外部委託よりも新盤を素早く生産でき、ラインアップの充実も図れる。
アナログレコードを出したいというアーティストの要望にも応えやすくなったメリットもあるという。
SMEは自社生産復活第1弾として米国の人気歌手、ビリー・ジョエルのアルバム「ニューヨーク52番街」を発売。
大ヒット曲「オネスティ」などを収録した。
このほか大瀧詠一作品集も発売する。
(柳原一哉)