最近は気象も災害も予想を超えて起きる。4月9日(月)の大雪には唖然とした。北海道の4月は本州とは異なり冬そのものの気温であるが、大雪とはあまり経験したことがない。
黄海で低気圧が発生し、寒気と黄砂を伴って列島へというパターンがしばらく続きそう。11日(水)は大雨である。
大分・中津の山崩落 安否不明6人の捜索続く 自衛隊も到着
2018.4.11 10:10 Sankei
【大分・山崩落】雨ないのになぜ…寝静まった集落を土砂が襲う 紅葉の名勝地、光景一変 「熊本地震後、地盤が緩くなった感じ」
寝静まる小さな集落を、大量の土砂が襲った。
大分県中津市耶馬渓町金吉で、11日未明に起こった山崩れ。
紅葉などの名勝地として知られるのどかな山あいの風景は、一変した。
「雨も降っていないのに、どうして」
道路が寸断し捜索用重機の到着は遅れた。
地元の消防隊員ら100人以上はスコップで土砂をかき分け、安否が分からない住民の捜索に当たった。
現場は10棟に満たない小さな集落。
スギの木が林立する山肌が高さ約100メートルの地点から崩れ、4棟をのみ込んだ。土砂は集落前の道を越え、田んぼや川にまで到達。数メートル四方の岩石が、落石防止のフェンスを押しつぶして転がり落ちていた。
集落につながる道は絶たれた。そのため、土砂やがれきを撤去するための大型重機の運び入れが、一時難航した。
地元に暮らす下堀保人さん(65)は
「過去にも山が崩れることがあったが、住宅が巻き込まれることはなかった。どこで崩落が起きるか分からず怖い」
現場から約2キロ先に住み、午前4時ごろに消防車やパトカーのサイレン音で目を覚ましたという男性(76)は
「熊本地震後、地盤が緩くなった感じがした。巻き込まれた住民はみんな知り合い。心配だ」
と驚きを隠せなかった。
約10キロ先に暮らす女性(80)は
「最近は雨も降っていなかった。なぜ土砂崩れが起きたのか」
と不安そう。行方不明者の一人、岩下アヤノさん(90)を知る近隣の坂田関子さん(85)は
「最近は腰を悪くしていた。逃げ切ってくれてればいいのだが」
と、気をもんでいた。