蝦夷梅雨はここ10年間の気象現象である。寒く長梅雨で本州梅雨とは異なる。気象庁も固定概念やスパコンに頼ることなく、天空を良く観察すべきである。
今年は異常な速さで関東が梅雨明けして、そのまま前線が衰えることなく、道北付近に長期間停滞した。ジャガイモなどの不作にポテトチップメーカーが悩まされた近年を思い出す。
江戸時代の二宮翁は既に気がついていたことであるが、天地とともに生きるべきである。京都の38℃まではいかないが連日の30℃、湿度が高い状況でクーラーが必須なのが昨今のSapporoである。
ニセコの水飲み場で会ったフランス青年も「北海道には梅雨がないと、聞いていたのですが」と流暢な日本語を話す。エゾ梅雨という現象があるよ話した。
「梅雨がない」はずなのに 北海道、長雨で不作心配
2018年7月21日 06時19分
気象庁は20日、北海道を除く全ての地方が梅雨明けしたと発表した。
「北海道には梅雨がない」
とされるため、こうした表現となるが、今年6月下旬~7月上旬の北海道では、北上した梅雨前線が停滞するなどし、梅雨と似た状況が続いた。
日照不足で農作物への影響も心配されている。
気象庁によると、梅雨とは、6~7月に北からのオホーツク海高気圧と南からの太平洋高気圧がぶつかって梅雨前線が発生し、ぐずついた天気が続くことを言う。
太平洋高気圧の強まりに伴い、梅雨前線は日本列島を南から北に移動するが、通常は北海道に到達する前に衰える。
(共同)