今年は大きな水槽を2つ岩場に池として埋めた。スイレンのピンクや白が大きく咲き美しい。ハスは場所が狭いのと寒地では無理であろう。
畑の横の小川にもスイレンを増やしてみたい。ダリヤやコスモスがそろそろ咲く頃であろうか。
長雨でイモが枯れていた畑を見た。農家の人々も今年の気候には苦労しているであろう。次の週見ると枝豆畑に変っていた。
ハスの話
2018年07月26日 京都新聞
今夏は長雨と高温のせいで植物も何かと異変が多い。
今夏は長雨と高温のせいで植物も何かと異変が多い。
京都市左京区の府立植物園では、うまく育たない植物が目立ち、桜も水分の蒸散を防ぐため葉の落ちた木が多いという
▼午前中に咲く夏の花・ハスも、池では花が落ちた後にできる果托(かたく)の姿が目立つ。猛暑の影響で例年より10日ほど進行が早いとか。幸い、鉢植えの方はまだ見ごろを維持していた
▼インド原産で水底の泥の中に地下茎を伸ばし、そこから葉と花茎が水面上に立ち上がる。水面近くで咲くスイレンとの大きな違いだ。品種は2千を超える
▼ハスの花が咲く時に、ポンと音がするという話を聞いたことがある。正岡子規も
<蓮開く音聞く人か朝まだき>
という句を残したがどうやら俗説らしい。園によると、観察で開花音を確認したとの報告例はまだないそうだ
▼一方であまり知られていないのが、開花の際に花弁を支える部分が発熱するという事実。実際、手をかざすと、ほのかに温かい。蜜を持たないので熱で香りを揮発させて昆虫を誘い、受粉を手伝わせているのではないかという
▼気温25度の時に花の中の温度を測ると35度もあったという植物学者の報告もある。泥に咲く花の生命力といえようか。
記録的酷暑のなか台風12号が発生し、本州上陸の恐れが出ている。人も植物も試練が続く。