文化財レッドリスト作成へ 伝統工芸の継承支援
2018年8月25日 06時38分 中日新聞
文化庁は25日、後継者不足で存続が危ぶまれる伝統工芸などを一覧にした「文化財レッドリスト」を数年かけて作成し、支援を強化する方針を決めた。
リスト入りしたものは、担い手育成事業などを優先的に補助する。
2019年度予算の概算要求に文化財の次世代継承事業費として約8億円を盛り込む。
伝統工芸技術の保持者は、高齢化に伴い年々減少。
檜皮屋根のふき替えに必要な道具や雅楽の楽器に使う部品など、伝統的な材料や工具の生産・供給も先細る一方で、次世代への継承が危ぶまれている。
自民党は6月、政府に支援の強化を提言していた。
(共同)