クマ出没 減っても不安 島牧、多発から1カ月
北海道新聞2018年08月29日05時00分
【島牧】
村内でクマの目撃が相次いでから、29日で1カ月。
この間、村には47件の出没情報が寄せられ(28日午前11時現在)、今年全体の通報は計54件となり過去に類を見ないほど増えた。
クマは15日以降、姿を潜めつつあるが、村民にはいまだ不安が残る。
村農林課によると昨年のクマの出没情報は計12件で、例年は10件前後。
今年は5月に4件、6月に3件と例年並みだったが、7月29日以降に激増。
8月1日には村原歌町の民家敷地内で目撃され、付近の小屋の扉や住宅の風除室の窓ガラスが壊される被害が出た。
その後も14日まで断続的に住宅街などで目撃された。
今年は長雨で山に餌が不足し、人里まで下りてきたという見方もある。