ここまでの紅葉風景を醸し出すには100年単位が必要であろう。先人の努力に感謝。
日本のチロル、紅葉ピーク 飯田「下栗の里」
2018年11月8日 中日新聞
傾斜地の美しい農村風景から「日本のチロル」として知られる飯田市上村の「下栗の里」を囲む木々の紅葉がピークを迎えている。
駐車場から整備された山道を二十分ほど歩き展望台に到着した時は、霧のため景色は真っ白。
だが、優しい風が谷間を埋め尽くす霧を少しずつ押し流し、くねくねとした道や小さな家屋が姿を現した。
太陽が辺りを照らすと、美しく輝く紅葉がじゅうたんのように埋め尽くす里山が見えた。
景色に見とれ、シャッターを切っていると澄んだ空気と寒さで冬の訪れを感じた。紅葉は今週末まで見頃が続く。
(野村和宏)