真冬の停電で花などが枯れてしまうことがある。パソコンなどは通常のバッテリーで対応できるが、石油ストーブに対応する大容量バッテリーはないらしい。家庭用のガス発電装置の開発も遅れている。個人単位でのエネルギーの自給が今後の課題であろう。
リーフ1台で、4日間ほど電力をまかなえる。しかし、今売れているNo1はe-Noteである。小型でモーターで電気を作り走行するのが面白い。
大容量バッテリーで災害時も安心 日産「リーフe+」はクルマの枠を超えた頼もしいEV
2019.1.23 07:00 SankeiBiz
自治体との協力体制も進めている。東京都練馬区とは、災害時にEVに蓄えた大電力を供給する協定を結んだ。日産は災害が発生した際にEVの試乗車を無料で貸与するほか、災害に強い街づくりを目指し、区が所有するパトロールカーを全てリーフに切り替えた。
EVと家をつなぐV2H
EVの給電機能を生かしてバッテリーに蓄えた電気を自宅で活用するヴィークル・トゥ・ホーム(V2H)の設置も始まっている。
モデルハウスを使ったデモンストレーションでは、大停電が起きて真っ暗になった家の中でも、リーフを家につなぐだけで簡単に電気が普段通りに使える様子が披露された。
キッチンのスイッチを押すだけで家全体が瞬時に明るくなり、IHコンロやテレビ、エアコンやドライヤーが当たり前に使えるようになるのだ。リーフ1台で、日本の一般家庭で4日間ほど電力を賄えるという。
その力は家庭だけでなく、ビルや事業所のような大きな建物でも発揮される。「ヴィークル・トゥ・ビルディング(V2B)は2019年の市場導入を目指しており、43階建ての高層マンションで行った実証実験では、40kWhのリーフ1台でエレベーターを100往復させることができました。
たとえば高層マンションで1台、『e-シェアモビ』などのシェアリングサービスでリーフを置いておけば安心・安全な生活が送れるようになります」
バッテリーや中古車を再利用
さらにはバッテリーとEV車両そのものの二次利用も進めている。
「日産のEVに搭載されるバッテリーはクルマで使用された後でも高い性能を保持しており、様々な再利用・再製品化が可能なんです。2018年3月には使用済みバッテリーからの再利用および再製品化に特化した新工場が福島県の浪江町で稼働開始しました。
これによりEV向け交換用バッテリーや蓄電システムといった様々な用途に、クルマで利用された中古バッテリーが再利用されることになります。さらに日産リーフの中古車の活用についても住友商事などとともに取り組みを進めています」。
これらの活動をより発展させるためにも、大容量のバッテリーを手に入れたリーフe+は欠かせない。
「これまでご紹介したエネルギー関連の取り組み以外にも、例えば観光地でのEV活用や拡大も日産のミッションです。日本が誇る観光地をより美しく、静かで素晴らしいおもてなしができる環境にすべく、様々な取り組みが進められています。リーフe+により、ゼロ・エミッション社会の実現に向けたブルー・スイッチ活動はますます加速していきます」