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有機化学の中西香爾氏(93)が死去

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93歳とは長生きしたね。有毒な有機溶媒を多く吸引しても大丈夫なのだね!有機化学で不死のDrugは作れなかったのかな。

最近90代の有名教授らが続々と死去している。日米化学ともに良き時代であった。日本も1980年までは1,2位を走って光っていたが、小泉政権以後、競争資金だ大学民営化ですっかりとやる気が失せたものよ。毎年運営資金を減らしてきた文科省と財務省のお手柄であろうか?金の切れ目が縁の切れ目である。通常講座費が数十万円では頑張る気が失せてしまうのである。

野依氏と鈴木章氏はまだ健在か?東北の荻野さんは?名大の田中元治さんは2017年の11月に91歳虚血性心不全で亡くなったという報告あり。学会や科研費A研究でお世話になった名教授であった。



有機化学の中西香爾氏が死去 米コロンビア大名誉教授

   2019年3月29日 21時20分      中日新聞

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 生物が作るさまざまな有機化合物の構造を解明した化学者で、ノーベル化学賞候補にも名前が挙がっていた米コロンビア大名誉教授の中西香爾(なかにし・こうじ)氏が米国内で現地時間28日、死去した。93歳、香港生まれ。

 1947年に名古屋大を卒業。名古屋大助教授や東北大教授を経て、69年に米コロンビア大教授。2007年文化勲章、10年に名古屋大特別教授。

 海で発生する赤潮の原因となる藻類の毒素など約200種類の天然化合物を発見。赤外線や紫外線を駆使し、構造を突き止めた。

(共同)


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