なかなか難しい問題である。周りを見回すと花粉症やアレルギーで悩む子供達や自閉症児の誕生が多いように思う。
昔から疑われていた牛乳のカゼインや小麦のグルテンは乳幼児や子供らの小腸には負荷がかかりすぎなのであろう。
微小ペプチドが子供の脳内に入ると麻薬患者のような状況になる。極論であるが白人のあの異常な明るさの中にカゼイン微小ペプチドが関連しているのではないか?と思うことがある。
怪しげなシュタイナーさんが言うように「頭に異常があるときは腸に原因がある。逆も真なり」である。
グルテン、カゼイン無しの食事
jihei.net/all-shokuji3
'11/01/30追記: 実際に体験した報告が届いています。
グルテンフリー、カゼインフリーの体験報告
人間の消化システムは小麦と乳製品を大量に消化するように進化していません。
そして成人になってからミルク飲むのは人間だけです。
そして成人になってからミルク飲むのは人間だけです。
牛乳は子牛には完全食ですが、保育期を過ぎた人間には向きません。
過去数百年の間、小麦はグルテンの含有量を増やすように改良されてきました。
そして現代人は1万年前の人に比べはるかに多くの小麦を消費しています。
小麦、ライ麦、大麦、オート麦に含まれるグルテンと、全ての乳製品に含まれるカゼインは、2つの問題を引き起こします。
1.それらが特に発達障害の子供と大人に共通するアレルゲンであることが多いです。
2.グルテンとカゼインの成分のあるものは脳内のオピオイド受容体に結合し行動に変化をもたらします。
(ヘロインとかモルヒネのように)
眠気、不注意、ボーっとするとか、攻撃的になったり、自傷行為などの問題行動の原因になったりします。
そしてアヘンのように習慣性を持ち、不足すると極端な行動にでます。
原因
1.グルテンとカゼインのペプチドを完全に消化し、アミノ酸に変えることがでません。
2.消化器官に炎症があると、グルテンとカゼインのペプチドを血流に浸透させ、脳内オピオイド受容体に結合させます。
•グルテンと乳製品を100% 避けることはとても難しいことです。
ほんの少量でもアレルギーは起ります。多くの食べ物に小麦粉が少量含まれることが多くそのことをさらに難しくしています。
•消化酵素の服用は効果があります。特に知らずにアレルゲンを摂取したときに有効です。
•多くの自閉症児にはとうもろこしと大豆食品を避けることが有効です。
検査方法
1. 尿中ペプチド検査
尿中のグルテオモルフィンとカゼオモルフィン検査(グルテンとカゼインのペプチドの量を測定する良質の検査ですが多くの医師はペプチドの値が高くならなくともグルテンとカゼイン抜きの食事にすると優れた治療効果があり, この食事療法は非常に重要な治療の出発点であることを強調しています)。
食品アレルギー検査はこのグルテンとカゼインによるオピオイド障害を診断するものではありません。
乳製品及び/或いはグルテンを含む穀物にアレルギー反応の出る子供が必ずしもオピオイド障害があるとは限りません。
やはりアレルギー検査の代りもしくはアレルギー検査と併せて尿中ペプチド検査が必要です。
2. グルテン抗体試験/ラクトース吐息検査
腹腔病(遺伝性のグルテン不耐性)と乳糖不耐性があるかどうかを調べる補助的検査です。
効果
乳製品、小麦食品が好きで、よく食べている子供に効果がでやすいです。
乳製品、小麦食品が好きで、よく食べている子供に効果がでやすいです。
カゼインをやめると1ヶ月以内に、時として1週間以内に効果がでます。
唯、グルテンとカゼインはよくアヘンと同じ様な反応を体内で起こすので除去した時に拒食、多動性症状、不眠症、攻撃的行動等の様な禁断症状が起ることがあります。
特に幼少時程(2-4歳)それが顕著に表れます。
だからこのような時はグルテンとカゼインの除去は徐々に行うことが肝要です。
禁断症状はやがてはなくなります。
食事療法
グルテンとカゼインを排除すると自閉症の症状に改善が見られます.
しかし除去は100%でなければなりません。
何故なら反応を起こす子供は、ほんの少しでも口にすると良くならないからです。
だから親は常に製品ラベルを読む習慣を身につけなければなりません。
グルテンとカゼインは時として分かりにくい場合があるので、ラベルを読むことは非常に重要なことです。
a) カゼインの排除
カゼインは酪農製品に含まれています。
グルテンに比べ対象品目が少ないので、カゼインから始める方が比較的楽かもしれません。
まず酪農製品全部(牛乳、スキムミルク、ヤギのミルク、バター、チーズ、ヨーグルト、乳糖,乳清、乾燥酪製品等)を除去して下さい。
酪農製品を排除すれば良いというわけではありません。
殆どのインスタント食品や冷凍食品、缶詰めには酪農製品が使われています。
インスタントスープにも含まれています。
ベーカリー食品、スナック菓子も確認が必要です。
卵やマヨネーズには大体カゼインは入っていません。
カゼインが入っていない、米、ジャガイモ、大豆で作られたミルク代替製品が売られています。
ただし大豆に反応する子もいるので要注意です。
ヨーグルトやチーズの擬似製品等もあります。
b) グルテンの排除
グルテンの場合はカゼインよりも難しく苦労します。
何故ならば多くの製品の中に隠れていることが多いからです。
まず、小麦粉、燕麦、大麦の実、ライ麦、セモリナ粉、スペルト小麦、トリトケール、カムート等の穀物類を避けて下さい。
これらの穀類は市販されている殆どのシリアル、パン、小麦粉、ベーカーリー食品、ケーキミックスやインスタント食品に入っています。
人工フレーバー、スパイス、グレービー、ドレッシング等にもグルテンが入っています。
安全な穀類やその代替品は次の通りです:
白米、玄米、甘米、タピオカ、ポテトスターチ、豆の小麦粉(ガルバンゾーやガルファーバー)ひら豆。 とうもろこし、大豆。
グルテンの場合、特に難しいのは汚染の問題です。
例えば、ケーキミックスなどの場合、成分が入っていても製品ラベルに表示されていないものがあります。
又、メーカーによっては グルテン抜きの製品とグルテン含有製品を同じ機械を使って製造し、生産ラインの交代時にちゃんと清掃しないことがあります。
もし疑わしかったらメーカーに汚染の可能性がないかを問い合わせてみましょう。
家庭内の汚染にも十分気をつけて下さい。
鍋、まな板、調理器具、皿、カウンター等でも汚染します。
グルテンに反応する子供は何百万分の一の量でも反応するのです。
だからまな板に残ったほんの少しの小麦でも深刻な影響を及ぼすことになるのです。
だから、完全に100%排除しなければなりません。
グルテンの場合、効果がでるのには1-3ヶ月かかります。
時としてそれらの食品の摂取を止めると、始めのうち悪くなり、その後良くなる子供もいます。
時としてそれらの食品の摂取を止めると、始めのうち悪くなり、その後良くなる子供もいます。
期間: 胃腸の問題が解決しなければ、一生続く問題です。
安全性: 乳製品を抜く食事をする場合カルシウム不足に注意する必用があります。
カルシウムのサプリメントが必用かもしれません。