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パリでも「軟らかバゲット!」

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若者の咀嚼力が減ってきたのですか?スマホで忙しく集中力がなくなりますので硬いものをじっくりと噛んで味わう暇が無い?勝ち栗など顎が痛くて若者には食べれないでしょうね。

硬い皮敬遠され…パリでも「軟らかバゲット」
 
2014年10月02日 08時55分   読売
 
 バゲットといえば皮の硬い棒状のフランスパン。
 
 以前、取材先のパリのパン店で試食を頼まれた。
 
日本進出に備え甘味のある新商品を開発したという。
 
「米食の日本人の好みに合う」
 
と店主は自信満々。食べてみるとコッペパンのように軟らかく、
 
「これじゃ本場の味にならない」
 
と閉口した。
 
 だが、最近はパリでも「軟らかバゲット」が増えている。
 
焼きが浅く、皮が薄く白っぽい。
 
硬い皮は咀嚼が大変でサンドイッチにしても食べにくいと敬遠されるようになったとか。
 
パン職人協会会長は「しっかり焼かないと風味が出ないのだが」とこぼす。それでも客の好みには逆らえないらしい。フランス人のパン消費量は10年で約1割減っている。
 
 頑固に伝統を守る店もある。セーヌ左岸で「アーモンドの色と香りのパン」が評判の店は、いまも薪のかまどで焼く。
 
1本買うとまだ温かく、思わずその場でかじりついた。アゴが痛くなったが、かむほどに麦の甘みが口内に広がった。
 
(三井美奈)

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