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定員割れの成美学園、土地売却へ

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京都・成美学園、土地売却へ 3万平方メートル、経営改善図る
 
2014年10月17日 10時26分 京都新聞
 
 定員割れが続いている成美大(京都府福知山市)を運営する学校法人成美学園が、経営改善の一環で、大学に隣接する旧福知山女子高の跡地約3万平方メートルの売却を予定していることが16日、分かった。
 
 旧福知山女子高は1957年創立で、市民から「福女(ふくじょ)」の愛称で親しまれた。少子化の影響で入学者が少なくなり、2011年に福知山成美高に統合され、廃校になった。
 
 売却予定地(同市堀)には鉄筋3階建ての旧女子高校舎のほか、成美大野球部の雨天練習場が立つ。福知山成美高女子ソフトボール部が練習に使用しているグラウンドも含む。
 
 成美学園によると、今年1月に現地売却説明会が行われ、住宅ハウスメーカー5社が参加したという。住宅地として販売されれば旧女子高校舎が解体される可能性がある。
 
売却が決まれば旧女子高の記念碑の保管や雨天練習場の移転を検討する。
 
 同学園は
 
「校舎は使われておらず、遊休資産を活用し、資金を教育に充てたい」
 
としている。
 
 成美大は京都府北部唯一の四年制大学で2000年に、市が27億円を支出した「公私協力方式」で開学した。
 
11年には大学評価の第三者機関・大学基準協会の不適合判定を受けた。
 
本年度入学者は定員60人に対して34人。
 
今年6月、大学側などから市に公立化を求める要望が出ている。
 

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