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逮捕歴のある教育長人事を否決、静岡

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ようやく良識が通った気がする。経歴を見てもいかにも怪しい老人を名誉職とはいえ教育長にするのは問題である。
 
匿名の通報で逮捕歴が明るみに出たという。最近はこのような人事が大学でも横行している。目立ちたがりや者はあらゆる手段を弄して職位を手に入れようと画策する。
 

<静岡県教育長人事> 県議会総務委が否決 新年度当初、空席濃厚に
 
@S[アットエス] by 静岡新聞 3月19日(木)7時50分配信

 県議会総務委員会は18日、継続審査になっていた高木桂蔵県立大名誉教授(73)を次期県教育長に充てる人事案を反対多数で否決した。
 
採決で反対に回った自民改革会議が県議会で過半数を占めるため、27日に予定される臨時会の本会議採決でも否決される見通し。
 
安倍徹教育長が3月末で退任し、新年度当初は教育長ポストが空席となる前代未聞の事態になる可能性が高まった。

◇新年度、異例の空席
 
 総務委は高木氏本人を参考人招致して過去の逮捕歴や教育に関する考え方などを聴取した。
 
採決では委員長を除く9人のうち、賛成は ふじのくに県議団、公明党県議団の計4人だった。
 
5人が反対した自民改革会議は採決前の議員総会で賛否を決めた。
 
杉山盛雄代表は
 
「高木氏の経歴や委員会のやり取りで総合的に判断した」
 
と反対理由を説明した。

 人選の時間は限られ、新年度は県教育委員の中から、川勝平太知事が指名する教育委員が教育長代行を務める方向。
 
4月には県議選を控えることから、新教育長の就任は5月以降にずれ込む公算が大きい。
 
 18日の総務委では高木氏が自らの逮捕歴について
 
「弁護士から言われて知人の命を救うために罪をかぶった」
 
と釈明。
 
教員の地位向上や学校現場の重視などの教育観も披露し、就任に意欲を示した。
 
 高木氏の人事案は3日の総務委でいったん可決したが、溝口紀子県教育委員長が9日、
 
「経歴に疑義がある」
 
として総務委員長に再審査を要請。
 
本会議最終日の11日の総務委で継続審査にした。
 
 18日の総務委では溝口氏も参考人として聴取を受けた。
 
総務委は高木氏の逮捕歴を把握しながら県議会に報告しなかった県当局の判断もただした。
 
下山晃司経営管理部長は「人権に関わる事実を暴露してはいけないと非常に強く思った。反省している」と述べた。

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