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前頭洞副鼻腔ののう胞除去におけるナビゲーション

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どんなに運転感覚が優れていても京都の袋小路や大きな山の複雑で危険な山林を運転するのは難しい。
 
今回の前頭洞という副鼻腔のう胞除去には内視鏡EESとナビゲーションシステムを併用したという。カーナビでは3つの衛星電波で車の位置がわかるが、EESでどうするのか。
 
道案内は、顔3カ所にマーカーをつけ、CTやMRIといった画像という。
顔面神経や眼球、脳など危険な部位が隣り合っているので危険ではあると言われた。
 
 ナビゲーションシステム
 
  hab.co.jp/bangumi/kenko/200306/200306-1

●金沢医科大学病院 耳鼻咽喉科 友田幸一教授にお聞きしました。
 
「多房性副鼻腔嚢胞(たほうせいふくびくうのうほう)
 
嚢胞という袋をほおっておくと、だんだん大きくなっていき頭や眼のほうに広がっていきますので、この中身を吸い出してやるという手術が必要です。」
 
耳・鼻の領域は、手術する場所が骨に囲まれています。従って、目で直接見ることは出来ません。
 
手術をする場合、
 
a. 顔面神経や
b. 眼球、
c. 脳
 
など危険な部位が隣り合っているのです。
 
困難な症例に対しては、これまで、経験を積んだベテラン医師が執刀していました。
手術における道案内は、CTやMRIといった画像です。
 
執刀医は、画像を確認した上で、頭の中にイメージを作り手術を行います。
 
そのため、手術部位に迷いが生じた時には一旦手を休め画像を改めて確認しながら、手術に戻っていました。
 
 
「普通の手術においては、経験医師が手術をすれば安全に行われますが、中には特殊な手術があります、こういう場合の手術は経験だけでは難しいので、より安全に行うための支援機器が必要でした。」

自分が進んでいる方向は正しいのか、周りに傷つけては行けない神経や血管などはないか…といったリスクを解消することで手術は安全に行われます。そこで、導入したのがナビゲーションシステムです。

カーナビゲーションは、地図上に自分のいる場所がリアルタイムで表示されます。手術におけるナビゲーションも同じです。
 
モニタ上には、3つの方向から見た手術部位周辺の様子が表示されます。
 
医師は、病変まで導いてくれる器具を使い、方向と位置を確認しながら手術を行います。

 
 ナビゲーションを見ながらやってると、どこまで深く入っているかなど、確認しながらやれるので、自信を持って手術に望める。」
 
深い場所に病変があると内視鏡だけでは周辺に危険な部位が隣り合っているかまでは分かりません。
 
ナビゲーションシステムを使うことでそうした、場所へも正確に進んでいけます。

 
 
 
Q.患者さんのメリットについて。
 
「ナビゲーションシステムなら、無駄なところを切ったりがなくなりますし、そういうことによる、時間、よけいな出血も防げて、手術時間が短くなり、傷が治るのもはやくなり、早く退院できる、ということがあげられます。」
 
それでは、先程の多房性副鼻腔嚢胞(たほうせいふくびくうのうほう)の症例がどのような行程で進められているのか見ていきましょう。
 
最初に患者さんの顔3カ所にマーカーをつけ、CTを撮ります
 
次にマーカーに会わせて手術器具を調整し、CT画像と患者さんの位置を重ね合わせます。
 
医師は、病変まで道案内してくれる器具を鼻から挿入します。
 
器具は赤い線で表示され、危険な場所を傷つけない安全な道のりを誘導します。
一つ目の袋に穴をあけ、たまった膿を取り出します。
 
 
「この症例については、頭のすぐ近くにあるので、1ミリでも位置を間違えると危険、ナビゲーションシステムなら正確に行える。」
 
二つ目の袋も、どの位置からどの角度で進むかを確認した上で、穴をあけました。手術は無事終了です。
 
金沢医科大学病院に導入されているナビゲーションシステムは、現在、耳鼻咽喉科と合わせて、脳神経外科でも使用されています。
 
 
Q.どんな手術の時にナビゲーションシステムを使っていますか。
 
「いちばん有効なのは、脳の深部(頭蓋底部)に発生した腫瘍をとる場合です」
 
脳の深い場所にある腫瘍に対しても、危険を伴わずに手術が行えます。
 
複雑な構造をしている脳の手術にも、ナビゲーションシステムは大変有効です。
 
 
Q.従来の手術との比較
 
「1番、大事なことは、周りの組織を傷つけないで確実に腫瘍を切除できることで、ナビゲーションシステムは安全性がより増したということです。」
 
What are the sinuses?
 
syracuseoto.com/chronic-sinusitis-information/
 
The sinuses are air pockets in the bones of the face and skull. 
 
 If you touch your cheek or forehead, the bone there feels like hard, solid bone.  But these bones are actually hollow 中空の and contain the sinuses.
 
イメージ 1The image on the left shows a CT scan
 
A CT scan is a special type of x-ray used to look at the sinuses. 
 
 This scan shows a side view of the face and head. 
 
On a CT scan, bone shows up white. Air filled spaces are black. 
 
The sinuses are the black spaces inside the bone.  You can see the frontal and sphenoid sinuses 前頭洞(額の下部)、と蝶形骨洞(鼻の後方)labeled.
 
Most people have four sinuses on each side of the face.  The names of theses sinuses are:
 
8つの副鼻腔(sinuses)を持っているわけだ。その役割はあなり分からないがガスや液体が鼻腔に出て行く穴は小さく閉塞しやすい。いわゆるのう胞という厄介なものになり眼窩内にインベードすると眼球の動きが悪くなり複視や眼痛、頭皮や額の激痛を引き起こす。
 
■Maxillary sinus
■Ethmoid sinus
Frontal sinus
■Sphenoid sinus

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