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禁止されても「色白」の肌が欲しい!

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白い肌、金髪、青い眼は神がくれた最高のものであろうが、飽き足らず髪を脱色したり、刺青をする者がいるという。
 
シュタイナーのファンタジーによると地球の5箇所で5色人(白黒赤青黄)が投射されたという。
 
マイケルジャクソンも白い肌と金髪碧眼の子どもが欲しいということであったらしい。
ところがWikiによると
 
「マイケルが患っているとされる病気は、尋常性白斑(vitiligo、vulgaris、しろなまず、白皮)という父方の病気で、皮膚の色素の一部分がぬけて、それが徐々に広がっていく(全身に広がってしまう事もある)自己免疫疾患である。」
 
イメージ 10
 
という。彼の父親はアフリカン・アメリカンではあるが、目が青いなど多少白人の血が混じっていたという。
 
しかし、マイケルジャクソンのように、9人の兄弟姉妹、また親戚には誰一人としてこの疾患者がいないことと、たった1年ほどで全身が白くなってしまったことなど、やはり薬剤の使用は間違いないという意見もある。
 
メラニン生成pathway

  bio.davidson.edu/courses/immunology/students/spring2003/leese/vitiligo
 
 
イメージ 1
 

イメージ 2イメージ 3メラニンの合成を阻止し、メラニンに変える物質チロシナーゼ酵素の活性を抑制するというヒドロキノンやビタミンC、アルブチンやコウジ酸は美白剤に用いられるが、どの程度効果があるのか。
 
イメージ 4ヒドロキノンはビタミンCなどの美白成分とハイドロキノンが大きく異なる点イメージ 5は、既に出来てしまったシミに対して還元作用があるらしい。効果も10~100倍と。

 
 
 
 
メラニン構造
Wiki イメージ 6
 
 
 禁止されても「色白」の肌が欲しい、コートジボワール女性たち
 
2015年08月14日 16:56 発信地:アビジャン/コートジボワール
【8月14日 AFP】
 
西アフリカ・コートジボワール(Ivory Coast)の最大都市アビジャン(Abidjan)の美容師、ファトウさん(26)の肌は濃い色と薄い色がまだら模様になっている。
 
美白クリームを使い続けたためだ。それでも「色白」の肌を手に入れたいファトウさんはクリームの使用を止めない。
 
政府は4月、有害な脱色素薬品を含む美白クリームの使用を禁止した。
 
健康被害はまだら状の皮膚やにきびなどにとどまらず、がんを発症するおそれもある。それでも、多くのコートジボワール女性たちが薄い色の肌を求めて美白製品を使い続けている。最近では男性の使用者も増えているという。
 
イメージ 7
 
 
コートジボワール政府が禁止した美白製品は
 
水銀、
ステロイド類、
ビタミンA、
ハイドロキノン2%以上
 
などを含有したものだ。
 
モノクロ写真の現像で使用する薬品ハイドロキノンは発がん性が疑われるとして欧州では美白成分としての使用が禁止されている。
 
アビジャンにあるトレイクビル大学病院(Treichville University Hospital)大学病院の皮膚科医、エリジェ・エクラ(Elidje Ekra)教授は、こうした美白クリームの多用は高血圧や糖尿病も招きかねないと危惧する。
 
しかし、健康リスクにも関わらず、消費者の美白クリーム購買意欲は衰えない。
あるコートジボワール化粧品会社の幹部は
 
「わが社の美白製品の危険性は承知している」
 
としたうえで、製品の使用禁止は逆効果だと付け加えた。
 
消費者は自分たちで美白製品を作るようになる。その方が危険だ。少なくとも私たちは(安全な)成分配合を把握している」
 
■色白を好む社会的要因も
 
女性たちが美白に走る背景には、色白女性を良しとするコートジボワール社会――特に男性――からの圧力があるとの見方もある。美白製品を4年間も使い続けているという女性は
 
「男たちが女性を美白へと追い込んでいる」
 
と語った。
 
レイモンド・グドゥコフィ(Raymonde Goudou Coffie)保健相もこの見方に同意する。
 
保健相はAFPの取材に、コートジボワールの男性は
 
「暗い夜でも輝くような女性」
 
が大好きだからと述べた。
 
美白製品を禁止する新法の違反者には5万CFAフラン(約7000円)~35万CFAフラン(約48万円)の罰金が科せられる。だが施行から3か月を経てもビューティーサロンは相変わらず美白製品を広告している。
 
政府は新法を徹底するため国家評価・販売承認委員会を設置した。
 
だが最大の障害は、コートジボワール国民の伝統的な美の基準概念だろう。アビジャンの市内には、色白の女性モデルを前面に出した広告があふれている。
 
エクラ教授は政府の取り組みを評価しながらも、現状は見かけ倒しに終わっていると指摘しする。
 
「国営テレビで私たちが目にするのは、禁止された製品を使用している女性たちなのだから」
 
(c)AFP/Christophe KOFFI
 
TimWalker
 mery.jp/54639
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 原色系の服の色合いが60's・70'sのファッションを彷彿とさせます♪
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