同志社施設部長ら3人逮捕 ごみ無許可収集黙認疑い
2016年02月18日 12時43分 京都新聞
学校法人同志社(京都市上京区)の出資会社などが市の許可を得ずに大学施設などのごみを収集運搬したとされる事件で、無許可状態を黙認したとして、西京署などは18日、廃棄物処理法違反の疑いで、新たに同志社の施設部長山下利彦容疑者(59)=京都市北区出雲路立テ本町=ら3人を逮捕した。
他に逮捕されたのは、同志社大学の施設課長阪田清容疑者(58)=左京区一乗寺塚本町=と同係長徐启和容疑者(39)=大阪市中央区北浜東。
逮捕容疑は共謀し、昨年4月1日、市の一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていない同志社の出資会社「同志社エンタープライズ」(上京区)と契約を交わし、同11月27日、月額約200万円の委託費で、同大学今出川キャンパス(同)や学生寮から排出された紙くずなどのごみ約900キロを収集、運搬させた疑い。
実際のごみ収集は、エンター社の下請けの施設管理会社(同)が担っていたという。
京都府警は3人の認否を明らかにしていない。府警は18日朝、同大学内にある学校法人の施設課など関係先を家宅捜索した。