松山、愚陀仏庵再建を検討 漱石と子規ゆかり
2016年3月2日 22時05分 中日新聞
松山市は2日、夏目漱石と俳人正岡子規が52日を一緒に過ごした「愚陀仏庵」の再建に向け検討を始めると明らかにした。
愚陀仏庵は1945年に焼け、82年に復元されたが2010年の豪雨で全壊。
市が再建を検討したが費用の問題などから13年に事実上断念していた。市の担当者は
「17年は2人の生誕150周年という節目。これを機会にあらためて考えたい」
と話した。
愚陀仏庵をめぐっては、昨年11月に漱石の研究などに携わる愛媛県内外の10団体が「松山の魅力を全国に発信する機会になる」として市に再建を要望していた。
(共同)