mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu6/sonota/attach/1287680
図2.応力テンソルインバージョンによって得られた九州内陸の応力分布.赤が最大圧縮軸,青は最小圧縮軸を示す.
日奈久断層周辺ではほぼ横ずれ断層運動を示す応力が,別府島原地溝帯内部では正断層型の分布が見られる.
活断層「北から南まで動いた」
政府調査委が見解
2016年04月16日 01時13分 読売
14日の熊本地震を受け、政府の地震調査委員会(委員長=平田直・東京大地震研究所教授)は15日、臨時会を開き、今回の地震は活断層「日奈久断層帯」の高野―白旗区間で起きたとみられるとの見解をまとめた。
日奈久断層帯(全長約81キロメートル)は三つの区間に分かれており、高野―白旗区間(同約16キロメートル)は北東端に位置する。
会議後に記者会見した平田委員長は、
「本震や余震が同区間沿いに約20キロ・メートルにわたって起きている状況などから、同区間が北から南まで動いたとみられる」
と話した。ただし、ほかの区間への影響については
「まだ確定的に評価できる証拠がない」とした。
同区間については、過去の活動間隔などが詳しく分かっていなかったため、同委員会は30年以内にM6・8程度の地震が発生する確率を「不明」と評価していた。