太陽パネル剥離とは基本的な失敗である。
ブラックホールを研究するために2016年2月17日に打上げられたばかりの期待のX線天文衛星ですからね。国際協力で船頭多くしてということでは?責任が曖昧になる可能性がある。
2016年3月26日 - 異常回転により分解、通信途絶という。原因は姿勢制御系の異常による太陽パネル剥離らしい。残念!約280億円の経費(打ち上げコストを含む総費用310億円)というので更なる原因追求も必要。
私の研究失敗で3500万円をドブに捨てたと陰口を叩かれたようにしてはいけないね。高エネ研で3億円の装置を壊した学生さんもいたが心的な障害が残ったらしい。
失敗してもチャレンジすることが重要でお金の問題ではない。国際協力が果たして良かったのかも吟味せねばなるまい。
JAXA、衛星ひとみの運用断念 太陽電池パネルが脱落
2016年4月28日 17時39分 中日新聞
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、軌道上でトラブルが起きたエックス線天文衛星「ひとみ」の運用を断念すると発表した。
電力供給に不可欠な太陽電池パネルが全て脱落したとみられ、復旧は難しいと判断した。
今年2月にH2Aロケットで打ち上げたひとみは、米航空宇宙局(NASA)などとの共同開発。
国際協力でブラックホールや銀河団を観測して宇宙の謎に迫る予定だったが、計画に大きな穴があく結果になった。
JAXAの常田佐久理事は記者会見で
「観測成果に期待し、応援していただいた国民、国内外の協力機関、天文学研究者に深くおわびする」
と陳謝した。
(共同)
astro-h.isas.jaxa.jp/info/2709/