法科大学院、43校で定員割れ 受験者数は過去最低更新
2016年5月11日 17時49分 中日新聞
今春、学生を募集した法科大学院45校の受験者は延べ7528人で、初めて8千人を切って過去最低を更新したことが11日、文部科学省の集計で分かった。
定員も減ったため、受験者数を合格者数の延べ4042人で割った競争倍率は、前年度比0・01ポイント減の1・86倍とほぼ横ばいだったが、入学者は計1857人にとどまり、 45校中43校で定員割れとなった。
2015年度の受験者は54校の募集に対し、初めて1万人を切る延べ9351人だったが、今春はさらに19・5%減っており、司法試験合格者数の伸び悩みによる法科大学院離れが止まっていない。
(共同)