長野で上昇や低下目立つ=30年以内の震度6弱以上-地震動予測地図
政府の地震調査委員会が公表した今後30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率の地図では、南海トラフ沿い以外に、長野県中部でも確率の上昇が目立った。一方、長野県北部から北陸の一部にかけては低下した。
これは、調査委が昨年、関東甲信と静岡県東部を対象に、活断層が活動して起きる地震の長期的な発生確率を公表し、その結果を反映させたため。低下の要因には、複数の断層が同時に活動して地震が起きる確率が個々の断層の活動確率を上回らないよう調整したことがある。
30年以内の震度6弱以上の確率が上昇したのは糸魚川-静岡構造線断層帯の中北部区間で、上昇幅が最も大きい長野県安曇野市の一部では19.1%から29.5%となった。
確率の低下幅が最も大きいのは長野県小谷村の一部で、16.5%から3.9%となった。長野市役所がある場所では13%から5.5%に低下した。
(2016/06/10-17:09時事)
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