困った!プール監視員不足 京都・宇治、学生バイト応募減り
2016年06月15日 11時09分 京都新聞
7月15日にオープンする京都府宇治市広野町の府立山城総合運動公園(太陽が丘)のファミリープールで、数年前から監視員のアルバイトが確保できにくくなっている。
大学の夏休みが8月から始まるようになり、学生の応募が減ったことが原因で、今年も約100人の定員の半分しか集まっていない。
求人誌に掲載したり、経験者に依頼したりするなど対策に知恵を絞る。
公園事務所によると、5年前までは大学生を中心に応募者が定員を上回っていた。監視員の勤務は午前8時半から午後5時15分まで。
各大学が10年前ごろから順次、授業時間の確保などで夏休みの開始を7月から8月に変えたことから、7月中の平日のアルバイト応募者が少なくなっている。
昨年7月のプール利用者は1日当たり最多で9100人。施設内に7種類のプールがあり、事故防止のためには、監視員は平日で約40人、休日で約50人が必要で、不足する場合は事務所のスタッフが対応している。公園事務所は
「関心があれば問い合わせてほしい」
と切実だ。
監視員のアルバイトは、高校卒業以上が対象。
日当7360円。8月31日までの営業期間に計20日前後の勤務や、6月26日開催の救急講習会と業務説明会への参加が必要。
プール臨時職員募集係TEL0774(24)1313。