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高齢者、腎臓に炎症組織できやすい?

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ネフローゼ患者はどこが悪いのかと思っていたがネフロン障害か。血液中の蛋白質が減少すると全身に水が溜まり浮腫みが出るという。ムーンフェースというものである。ステロイド治療がなかった昔は多くの子供がなくなったという。
 
a. 『ネフロン』が正常に機能しない。
b. 糸球体が蛋白を通過させ大量に尿として排出。
c. 血液中の蛋白質や単純蛋白質のアルブミンが減少。
d. アルブミンが減少し、水分比率の多くなった血液。
e. 水分が浸透圧によって血管から体内に吸収。
f. 浮腫へ。
 
というメカニズムか。
 
 
 
 
高齢者の腎障害治療に期待 京大グループ「治りにくさ」解明
 
 2016年07月22日 09時29分    京都新聞
 
 高齢者は腎臓に炎症組織を形成しやすいため急性腎障害(AKI)が治りにくいとみられることを、京都大医学研究科の柳田素子教授や佐藤有紀助教が突き止めた。AKIの新たな治療法開発につながる。米医学誌に21日、発表した。
 
イメージ 1 血液透析患者の4分の3を占める60歳以上では、多くの場合、AKIの発症が関わって透析導入に至っている。しかし高齢者のAKIが治りにくい原因は未解明だった。
 
 グループは、AKIを引き起こした高齢のマウスで実験。
 
腎臓の組織を観察すると、障害が強いほどリンパ球がたくさん集まっていた。
 
リンパ組織が大きくなると、周囲を破壊して炎症がひどくなる傾向が強かった。またより高齢になると、腎臓の障害がないにもかかわらずリンパ組織が生じることも分かった。
 
 リンパ組織の形成を防ぐためグループは、AKIを起こしたマウスに免疫を抑制する作用を持つ「ステロイド」を投与した。結果、リンパ組織の形成を抑え、障害や炎症が改善した。
 
 ヒトの高齢者でも、腎臓にリンパ組織が生じやすいことも確認した。柳田教授は「ス
テロイドがAKIの新たな治療につながる可能性は高い」としている。
 
 
kango-roo.com/sn/k/view/1677
 
ネフロン
 
糸球体と尿細管でできている。その数は片方の腎臓だけで約100万個。腎臓にあるすべてのネフロンがいつもフル稼働しているわけではありません。腎臓は通常、かなり予備能力を蓄えた状態で尿をつくっています。ですから、病気や生体腎移植で片方の腎臓を失った場合でも、残った腎臓のそれまで休んでいたネフロンが働き、腎臓の機能はほとんど低下しなくてすむほどです。
 
ネフロンの一部である糸球体は、腎動脈から枝分かれした毛細血管のかたまりです。
 
杯状に広がった尿細管の末端部分にあたる、ボーマン嚢(のう)が取り囲んでいます。顕微鏡で見るとちょうど毛玉(球)のように見えることから、糸球体という名がつけられました(図2)。
 
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