私の使用のハンドソープの抗菌成分はイソプロピルメチルフェノールとある。殺菌剤トリクロサン (triclosan) 5-chloro-2-[2,4-dichlorophenoxyl]phenolは構造を見る限り、3つのCl基だけで安全性に疑問あり。まるで悪名高いDDTのようである。
Wikiによると
「広く一般細菌に対する殺菌剤として使用され、特にブドウ球菌などグラム陽性菌に対して静菌力が強く、真菌類にたいしてはやや弱い。 石鹸、シャンプー、歯磨き等、医薬部外品で殺菌作用をうたっている物に使用されることが多い。
トリクロサン自身は常温でダイオキシンに化学変化することは無いと考えられているが、ダイオキシンの発生が懸念されるような低温焼却炉ではトリクロサンがダイオキシン類に転化する可能性が示唆されている。」
とある。
とにかく危険な分子をたとえ微量でも皮膚につけてはいけません。トリクロサンを日常で使用している製品は、数千種あると言われ、それらを使用している。つまり抗菌剤で、特に歯磨き、ハンドソープ、シャンプー洗顔料、ボディローション、化粧品の中に含まれているというから一度、自分でチェックしてみよう。薬用アデノゲン シャンプーなどはTCCを含む。
石鹸と言えば微小ペプチドを含む大変な事件がありましたね。森の雫ではなくて茶のしずく事件。
皮膚、粘膜からものアレルギー 2011年9月15日
http://blogs.yahoo.co.jp/blogchemistry/5989494.html
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トリクロカルバン TCC
tcichemicals.com/eshop/ja/jp/commodity/T1015/
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「抗菌せっけん」の効果や安全性、米当局が規制強化へ
2013.12.18 Wed posted at 09:48 JST(CNN)
米食品医薬品局(FDA)はこのほど、手や体を洗うせっけんで「抗菌」をうたった商品について、効能を裏付けるデータの提出を義務付ける規則案を発表した。
メーカーには細菌感染を予防する効果に加え、長期間使用した場合の安全性も証明するよう求める方針だ。
FDAが16日に発表した声明によると、現在市販されている商品はどれも今のところ、通常のせっけんに比べて感染予防に効果があることを示すデータがない。
さらに抗菌の液体せっけんに使われるトリクロサン、固形せっけんのトリクロカルバンといった成分は、長期にわたって使い続けると菌の耐性を強めてしまったり、ホルモンの分泌に影響を及ぼしたりする危険性があるという。
FDAの専門家によると、ラットを使った実験で甲状腺ホルモンが減少するとの結果が報告されている。
「抗菌せっけんにリスクを上回るだけの効果があるかどうかが問題だ」
と、専門家は指摘する。
トリクロサンの危険性については環境保護団体の自然資源防衛協議会(NRDC)が長年にわたって指摘し、FDAが1978年に一部商品からの排除を提案したが、最終的な施行には至っていなかった。
FDAは新たな規則案に基づき、メーカーが来年12月までにデータを提出するよう求める。これと並行して来年6月までの間、民間からの意見を受け付ける。
16年9月までにはそれぞれの商品の安全性と効能を認めるかどうかを判断し、認められないものについては成分や商品名の変更を求める計画だ。