火星無人機、激突し爆発 時速300キロか、画像公開
2016年10月22日 08時42分 中日新聞
【ワシントン共同】
火星への着陸を試みた欧州宇宙機関(ESA)の無人機「スキャパレリ」が火星表面に落下してできたとみられる痕跡の画像を、米航空宇宙局(NASA)が21日、公開した。
ESAは画像から
「高度2~4キロからは減速の手段を失って落下し、時速300キロ以上で表面に激突、爆発した」
と分析した。
ESAなどによると痕跡は縦15m、横40m程度の楕円形。着陸時に速度を落とすために使ったパラシュートとみられる白い物体は、1キロ程度離れた場所に落ちていた。
NASAは、無人探査機で上空から観測、スキャパレリの着陸目標地点から西へ約5・4キロで痕跡を発見した。