初夏の林間で見つけた花
5月も下旬である。真夏の暑さからここ1週間は秋のような冷えである。お陰でガーデンや畑の作務はやりやすい。本格的に草が大きくなる前にプレ草刈の開始である。
やりすぎて腰や膝を痛くしないように注意である。
林間の草原に入ってびっくりしたのは、茎の太く大きく成長している大姥ユリである。アイヌの高級なデンプン源で確か大原さんによれば7年間地中で種が暮らすと。
セミのように7年間は長いなと思うが、木の苗をホームセンターで買って植えても成長するのは3年目からである。7~10年目で大きくなったと実感する。地中でも地上でも7年間の養生は必要なのである。
草刈をして進んでいくと、何やら3花弁の白い可憐な花をみつける。山に入って25年目にして見る花である。直感でエンレイソウでは?と思った。どうもそのようである。
林間の整備をここ数年継続していたので山の上のお花畑から種が飛んできたのか?群落になることを期待したい。
北大の校章になっている植物です。開花個体が3枚の花弁、萼片、葉を持つ特徴から、オオバナノエンレイソウを含むエンレイソウ属植物は、「3のユリ」を意味するTrilliumと名付けられています。北海道東部では、5月下旬に林床がこの白色の花に覆われる大群落が見られます。(北大生物 大原雅)
ガーデンは忘れな草やヤマブキの時期である。
ヤマブキも中々育たなかったがようやく2017年は成長してきた。こんなうれしいことはない。寒さやウサギ、エゾシカ、野ネズミの食害などでガッカリすることが多いが知恵で乗り越えることが出来る。
岩場では見慣れない紫の花の群れである。アジュガではない。お名前は??
ゆっくりできた残雪のアンヌプリの頃が懐かしい。贅沢な話ではあるが今は次から次へと咲く花々や木々の生長に目まぐるしさを覚える。天地とともに生きるとはこういうことなのか?