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カネボウ化粧品で 「肌まだらに白く?」

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女性にとって顔の黒ずみほど嫌な物はないでしょう。化粧品メーカーがもうける理由です。
 
ホクロ除去や美白を求めて還元剤のヒドロキノンやビタミンCを顔に塗りつけて研究した時期がありました。
 
男にとっても年を取るとアザ、シミ、ホクロは悩みの種です。最近、あごの下の大きなホクロを札医の外科にいた先生の治療院でレーザーで瞬時に除去してもらいました。液体窒素で冷却して除去する方法もあるのですね。
 
さて白樺の表皮は白くて剥けやすいですが、ロドデノールはこの白樺樹皮から抽出したもの。高いメラニン生成抑制効果を発揮する成分であるらしい。構造は?
 
ロデデノールはチロシンの拮抗阻害であるという。今回の事件は 白斑(白なまず)と類似の現象でしょうか。塗っても均一濃度にはならず、一部だけ美白されるということか。臨床試験は?
 
 
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カネボウ、化粧品54製品を回収 「肌まだらに白く」
 
2013年7月4日 12時53分  東京新聞
 
 54製品の自主回収を発表し、記者会見で頭を下げるカネボウ化粧品の夏坂真澄社長(中央)ら=4日午前、東京・大手町
 
 カネボウ化粧品は4日、同社と子会社が製造販売する美白化粧品で
 
「肌がまだらに白くなる」
 
などの被害が報告されたため、化粧水など54製品を自主回収すると発表した。
 
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現在約25万人が使用し、約45万個が家庭などにあるとみられる。消費者庁もこれらの製品の使用中止を呼び掛けた。
 
 対象製品は「カネボウブランシール スペリア」ブランドの「ホワイトディープ」シリーズなど。カネボウが開発した医薬部外品の美白成分「ロドデノール」を配合し、2008年から販売されている。
 
 カネボウによると、今年5月、製品を使って被害を受けた利用者がいるとの報告が皮膚科医から寄せられた。
 
(共同)

ロドデノール(kanebo-cosmetics.co.jp/company/rd/list/brightening/rhododenol)
「マグノリグナン」に続いてカネボウ化粧品が開発した医薬部外品有効成分が「ロドデノール」です。
 
ロドデノールは、植物に含まれる天然化合物をターゲットにした探索により見出された成分で、白樺の樹皮などに多く含まれています。
 
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メラニンが生成される複数の過程に作用して、高いメラニン生成抑制効果を発揮する成分です。
 
ロドデノールの3つの作用メカニズム

1.チロシナーゼ活性阻害作用
メラニンは、チロシナーゼがチロシンと結合して活性化することで生成されます。ロドデノールは、チロシンのかわりにチロシナーゼと結合し、チロシナーゼの活性化を阻害します。
 
2.チロシナーゼ分解促進
ロドデノールにはチロシナーゼの分解を促進し、チロシナーゼの量を減少させる作用があります。
 
3.黒色メラニン生成抑制作用
メラニンには、黒~茶褐色をしたユウメラニン(黒色メラニン)と、淡褐色~淡黄色のフェオメラニンの2種類があり、シミやくすみ等の色素沈着はユウメラニンによるものと考えられています。
 
ロドデノールには、ユウメラニンの生成に関わる酵素に働きかけ、その発現量や活性を低下させることで、ユウメラニンを減少させる効果があります。
 
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