九州豪雨、巨大積乱雲が連続発生 防災科研が分析結果発表
2017年7月7日 17時23分 中日新聞
防災科学技術研究所は7日までに、九州北部の記録的豪雨は、同じ場所に積乱雲が次々に発生する「バックビルディング」と呼ばれる現象によって、大雨をもたらす「線状降水帯」が長時間維持されて起きたとする分析結果を発表した。
5日午後3時ごろの福岡県朝倉市上空に、激しい上昇気流によって高さ15キロを超える巨大な積乱雲が発生した。
防災科研の担当者は
「積乱雲がこれほどの高さまで発達することはほとんどない」
と話している。
防災科研は国交省のレーダー観測データを使い、当時の雲の様子を立体的に再現。
できた積乱雲が東に移動しても、同じ場所に別の積乱雲が発生して大雨が続いていた。
(共同)
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