野菜摂取増えていても…香川の男性、肥満33%
2017年08月17日 10時08分 読売
昨年の香川県民健康・栄養調査の概要がまとまり、男性の肥満者の割合が高くなっていることが分かった。
香川県が発表した。
野菜の摂取量も増えているが、県が推進している健康改善策は道半ばのようだ。
県民の健康づくりに役立てるため、おおむね5年に1度行っている。昨年は10~11月、約2000人を調べた。
BMI(体格指数)が肥満とされる25を超える人は男性で33・3%。前回(2011年)の31・9%よりも悪化。
糖尿病が強く疑われる人も60歳以上で20・6%(前回15・3%)、40~50歳代で5%(4%)と、高年齢の世代で増えている。
1日の歩数は男性で6954歩(7048歩)、女性で5453歩(6507歩)と減った。
一方で、1日当たりの野菜摂取量は271グラムと前回よりも11グラム増加。
うどんと一緒に副食を食べるようにしている人も、男性が64・6%(54・1%)、女性が57・6%(51・8%)と増えた。
うどんを食べる頻度については、週に1度以上と答えた人が男性は55・2%、女性は37・6%。20~29歳の男性では75%に達した。
糖尿病患者が多いとして、県などは生活改善を呼びかけており、県健康福祉総務課は
「食事と運動の両面で取り組みを進めたい」
としている。