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公園のBBOで毒キノコ中毒、名古屋

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自生キノコ食べないで 3人食中毒の公園、80本除去
 
 2017年8月24日    中日新聞
 
名古屋市港区の荒子川公園に自生する毒キノコを食べた三人が食中毒になったことを受け、公園の管理者は市の指導で、注意喚起の掲示を園内に設置し、キノコ類八十本を園内から除去した。
 
市内で毒キノコによる食中毒が起きたのは七年ぶりで、市の担当者は
 
「食用か分からないキノコは絶対に食べないで」
 
と呼び掛けている。
 
イメージ 1 市によると、二十日午後三時ごろ、自由に使用できる園内のデイキャンプ場で知人らとバーベキューをしていた市内の三十代男性三人が、近くに生えていたオオシロカラカサタケを複数採って焼き、多い人でカサを三個食べた。
 
いずれも約一時間後から嘔吐や下痢などの症状が出て、救急搬送されるなどして入院。現在は快方に向かっているという。
 
 オオシロカラカサタケは夏から秋にかけ芝生や草地に生え、カサの大きさは七~三十センチ、柄の長さは十~二十五センチ。カサの表面は白く、褐色が交じる。
 
全国では二〇一五年までの十年間に十六人が食中毒を起こしイメージ 2ている。
 
市によると、市内で毒キノコによる食中毒は、一〇年七月に昭和区内で起きて以来。一九九三年八月には、千種区の東山植物園で採った毒キノコを食べた中国人一家三人が食中毒となり、母子が亡くなった。

 
 
 
dokukinoko.e840.net/doku004
 
オオシロカラカサタケは、熱帯地方のキノコであり、そもそも日本には存在しないキノコだったと考えられます。
 
以前は、日本国内でも沖縄県や小笠原地方でしか見る事ができませんでしたが、1980年頃から本州でもオオシロカラカサタケを確認するようになりました。
 
考えられる原因としては、東南アジや沖縄から様々な流通手段と一緒に入り込んだ可能性が高いですが、地球温暖化により熱帯地方のキノコが日本国内でも発育できる環境になったことも大きいかと思われます。
 
現在、オオシロカラカサタケは、西日本、東海地方で春から秋にかけてみられる毒キノコです。

オオシロカラカサタケに含まれる有毒成分には、モリブドフィリシン、ステロイド類(細胞毒)などがあります。
 
イメージ 3
その為、、オオシロカラカサタケを摂取すると1地時間から3時間程度で腹痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれ、さらに発熱、悪寒、頭痛、痙攣などの症状を引き起こすことがあります。
 
オオシロカラカサタケに含まれる毒素は非常に強く症状も激しいことがありますので注意が必要です。

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