阿寒湖に咲く霜の花 湖面にフロストフラワー
12/22 05:00 hokkaido-np.co.jp
【阿寒湖温泉】
21日朝、釧路市阿寒町の阿寒湖の結氷した湖面に、水蒸気が急激に冷やされて凍り付くフロストフラワー(霜の花)の花畑が広がった。
フロストフラワーで覆われた阿寒湖。長さ約5センチの羽毛のような結晶が折り重なる(後ろは雄阿寒岳)=21日午前7時20分(金本綾子撮影)
フロストフラワーは晴れて風がなく、氷点下15度以下に冷えた早朝にだけ見られる。
阿寒湖は、雄阿寒岳などに囲まれたカルデラ内にあり、風が遮られ、底冷えするなど条件に恵まれている。
結氷間もないこの時季はまだ積雪も少なく、霜の花が湖面全体を覆う、幻想的な光景が見られる。
阿寒湖畔エコミュージアムセンターによると、積雪後も湖東側にある景勝地の泥火山「ボッケ」周辺などで3月上旬まで見ることができる。同センター自然解説員の野竿陽平さんは
「湖は結氷しても氷の薄い部分があるため、湖岸から眺めて」
と注意を呼びかける。