硫黄山麓2市町、水稲断念 高濃度ヒ素で鹿児島側
2018年5月3日 18時45分 中日新聞
宮崎県の霧島連山・えびの高原(硫黄山)が噴火した後、近くの川から環境基準値の約200倍のヒ素が検出されたことを受け、麓にある鹿児島県の伊佐市と湧水町では農家が3日までに、下流の川内川から取水する本年度の稲作を断念することを決めた。
2市町によると、栽培を取りやめるのは水田計3100ヘクタールのうち2割の620ヘクタール。
今月下旬から始まる田植えを前に、関係者が2日に協議した。
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火山活動の先行きが見通せず、被害拡大の際に対応できないと判断した。
宮崎県によると、川内川上流の支流に当たる同県えびの市の長江川で4月下旬、高濃度のヒ素を検出した。
(共同)
環境省