GSユアサ、自動車用鉛蓄電池が好調 4~6月期
2018年08月10日 06時00分 京都新聞
ジーエス・ユアサコーポレーションが9日発表した2018年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比9・6%増の962億円だった。
主力の自動車用鉛蓄電池が国内外で好調だったことに加え、リチウムイオン電池(LiB)もプラグインハイブリッド車(PHV)向けで伸びた。
部門別の売上高は、自動車用鉛蓄電池が6・3%増だった。
国内で補修用の需要が堅調に推移。海外は中国で販売が増え、鉛価格の上昇分の売価転嫁も進んだ。
LiBは三菱自動車のPHVで販売量が拡大し、31・7%増と大きく伸長した。
経常利益は3・3%減の31億円。鉛価格の上昇や円高による外貨建て資産の為替差損が響いた。純利益は、税費用が減少した影響で14・0%増の14億円と増益を確保した。
中川敏幸専務は
「第1四半期はいいスタートを切れた。足元の鉛価格は落ち着いており、心配していない」
と述べた。