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理髪店主(56)、側溝「消音ゴム」開発

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 理髪店主が「消音ゴム」開発 滋賀、側溝の騒音に悩み
 
       2018年08月31日 12時20分   京都新聞
 
 車が道路の側溝を通行するたびに発生する騒音を軽減しようと、滋賀県守山市播磨田町の理髪店主西村誠さん(56)が側溝に簡単に取り付けられる消音ゴムを開発した。
 
「同じような悩みを持った人は多いはず。安価ですぐに応急処置ができる。個人だけでなく、自治体などにも採用してもらえれば」
 
と話している。
 
 西村さんが経営する理髪店前の道路は、側溝をふたするブロックの経年劣化が進んでおり、車や自転車が通るとふたが跳ねて
 
「ガコン、ガコン」
 
と大きな音を立てる。
 
イメージ 1店の前は車の通行量が多く、幅も狭い。店の駐車場は離合場所にされ、騒音は悩みの種だった。
 
 市に側溝の改修を要望したが、同様の要望が多く、順番待ちで時間がかかると言われたという。側溝にゴム板をはさみ自分で応急処置をしたが、滑り止めがないため振動を受けるとすぐに側溝に落ちてしまう。
 
滑り止めがついた商品をホームセンターで探したが、見つからない。それなら自分で作ろうと、6~7年前に思いついた。
 
 本格的に着手したのはここ数年。大阪府のゴム加工会社にサンプル作りを依頼し、2016年8月に意匠登録を取得した。
 
ゴム製で直径6センチの円の下に、側溝に挟み込む厚さ最大3ミリの板がついている。消音性能に加え、ゴムの上を通る人や自転車がつまずかない形状にこだわった。
 
 取り付けは、バールなどでふたを少し持ち上げる間にゴムを差し込むだけ。
 
西村さんの店舗前には1年半前から設置しており
 
「前は寝ていても騒音が気になったが、今はほとんど気付かない。ゴムの劣化もない」
 
と話す。
 
 10個入り3500円で調整用のゴム板付き。
 

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