熊本の正月地震が心配である。続かないことを祈るのみ。
いつもの冬だとコガラなどの野鳥が餌場に20羽集まる。25年続いている。今年はコガラ1羽、シジュウカラ1羽のみである。ガーデンのバラの葉も青いまま。リンゴやプラムの葉もまだ青い。クリの葉は茶色であるが落ちない。
雪は多く寒いのであるが山小屋にはカメムシが異常に多い。
琵琶湖のコハクチョウ守り20年 今季飛来なしも「待ってます」
2019年01月03日 12時01分 京都新聞
滋賀県草津市の琵琶湖岸に飛来するコハクチョウを観察、調査する環境ボランティア団体「草津湖岸コハクチョウを愛する会」が、今年で発足20年目を迎える。
釣り人らと連携した清掃活動で水鳥の飛来地を守り続けてきた。近年、飛来数は激減したが
「鳥も人も安心して過ごせる環境を大切にしたい」
と話す。
2000年、湖岸に通う仲間6人で立ち上げた。
きっかけは、散乱するごみだった。岸にはバイクや古タイヤまで捨てられ、吉岡美佐子理事長(71)は
「飛来地がだめになってしまうと思った」。
発足後から毎月の清掃活動を欠かさず、飛来シーズンにあたる12~3月は会員が毎朝湖岸を点検してきた。コハクチョウの写真展や観察会も開き、琵琶湖を取り巻く環境の尊さを伝えている。
会員たちには忘れられない出来事がある。07年、足やくちばしに釣り糸が絡まり傷ついた幼鳥が目撃された。
3日間の捜索の末に保護され、治療を経て湖岸に返した。
吉岡理事長の脳裏には、他のコハクチョウが幼鳥の上空を旋回していた光景が焼き付いている。
「励ますように飛び回っていた。なんて愛情深いんだろうって」
と感慨を込める。
清掃活動の輪は広がり、オフシーズンにはバス釣り愛好家でつくる「淡海を守る釣り人の会」と協力してごみを拾う。釣り糸や釣り針は減り、飛来地周辺での釣りを自粛する人も増えているという。
今年も同市志那町の湖岸緑地に観察所を構え、コハクチョウの飛来数を示すグラフや水鳥の紹介パネルを展示している。近くではユリカモメやキンクロハジロ、カイツブリなどが羽を休める様子を見られ、会員たちは
「双眼鏡なしで観察でき、鳴き声も聞ける場所」
と胸を張る。
コハクチョウの飛来数は、周辺のねぐらが減ったことなどが影響して05年度(のべ5415羽)をピークに激減している。
昨年度は2羽のつがいが姿を見せたが、今季はまだ現れていない。吉岡理事長は
「今年も風に乗って飛んできてほしい。コハクチョウほど首を長くして待っています」
と笑い、湖岸を見つめた。