大学生の生活費年70万円 12年度、12年ぶり増加
2014年2月26日(水) 埼玉新聞
大学生(夜間部を除く)の2012年度の年間平均生活費は70万円で、10年度の前回調査に比べ4万円増加したことが26日、日本学生支援機構の調査で分かった。生活費は前回まで5回連続で減少しており、増加は00年度以来。
支援機構は
「買い物や通信費に使う額が増えているが明確な理由は分からず、今後の推移を見守りたい」
としている。実家から下宿生への仕送り額などはほぼ横ばいで推移しており、景気回復の影響とは判断できないという。
調査は国公私立の大学生、短大生、大学院生を対象に隔年で実施し、約4万1千人が回答。うち大学生の内訳は自宅生56・8%、下宿生43・2%だった。
大学生の4割が読書時間ゼロ 生協連の生活実態調査
2014年2月26日 18時50分 東京新聞
大学生の40・5%が読書にあてる時間をゼロと答えたことが、全国大学生協連(東京)の「学生生活実態調査」で26日、分かった。
同項目の調査を始めた2004年以来、4割を超えるのは初めてで、学生の本離れの実態を裏付ける結果となった。
調査は昨年秋に実施。全国30大学の学生8930人が回答した。1日の読書時間(電子書籍を含む)は平均26・9分。
「0時間」と答えたのは、文系学生で約34%、理系で約44%だった。
下宿生の1カ月あたりの書籍購入費は7年連続で減少、過去最低の1820円となった。
また、下宿生の平均仕送り額は7年ぶりに増加し、7万2280円に。
(共同)