春の花々は人々の良心の反映である。特に黄色のスイセンは幸せな心持を引き起こす。玄関先が荒れ放題の家庭が多いが、家族の心が荒れているのが分かる。
庭がない家庭でも花の鉢をひとつあるだけで良い。しかし、育てるのは中々難しい。大半は枯れてしまう。育てる秘訣は、それぞれが長い時間をかけて見出すしかない。
鉄道沿線にタイムの花畑は素晴らしい。
越美北線に花のじゅうたん 400株のタイム見ごろ
2019年5月17日 中日新聞
大野市下庄地区のJR越美北線の線路沿いで、ハーブの一種「タイム」の花が咲き、薄い紫色のじゅうたんのように一面を覆っている。
地域の環境美化活動と、福井豪雨で被害を受けた越美北線の復旧を願って、地域のまちづくり団体「下庄をよくする会」や地域住民らで二〇〇五年に苗を植え始めた。
今年は地域住民を中心に中荒井町二と陽明町一、四の計二百五十メートルの区間に四百株のタイムを植えた。
十六日には、線路の両脇に広がるタイムが陽光に照らされ、その中央を列車が駆け抜けていた。見ごろは今週末まで。
(畠中大介)