魚が好きなのであるがサバ缶でなる場合もある。
【ヒスタミンの多い食品】
・カツオ、マグロ、アジ、ブリ、サンマ、イワシなど赤身の魚
・大豆製品(豆腐、高野豆腐、湯葉など)、鶏肉、豚肉
・ほうれん草、サトイモ、茄子、タケノコ、トマトなど
“ヒスタミン”の少ない食品は?
・ブロッコリー、小松菜、キャベツなど
・イチゴ、レモン、オレンジ、ブルーベリー、ブドウなど
・ヨーグルト、納豆、キノコ、海藻類
・緑茶、紅茶、甜茶、グァバ茶
ヒスタミンには、ダイエットを助ける効果もあると言われていますが、ヒスタミンそのものを摂っても脳には届かず効果がありません。
ヒスタミンの材料となるヒスチジンを摂ることで酵素によって体内でヒスタミンが生成されます。
ヒスチジンを多く含む食品は、タンパク質が多い食品が中心となりますが、これらの食品は、モルガン細菌などの細菌が付着するとヒスタミンに変換され、アレルギーの原因になってしまうので注意が必要なのです。writer:岩田かほり
fsc.go.jp/sonota/kikansi/34gou/34gou_4.pdf
トマトでアレルギー症状が出ることも 気をつけるべき人は?
2019.05.17 16:00 週刊ポスト
健康情報番組で紹介された食品が、翌日にスーパーから消えることは珍しくない。健康意識の高まりで、“体にいい”とされる食べ物の情報が巷に溢れている。
だが、そうした食材について逆に「私は食べません」という医師が存在する。当然ながら、その理由は単なる好き嫌いではない。医学的な根拠に基づいて、自らの口に何を入れるかを判断しているのだ。
例えば、トマトには抗酸化作用のあるリコピンに加え、ビタミンA・C・Eなど多くの栄養素が含まれる。熱に強く油との相性もよいため、様々な料理に重宝される。
だがスクエアクリニック副院長の本間龍介医師は、いかなる調理法のトマトも口にしない。
「栄養豊富なトマトには、アレルギー症状の原因物質となるヒスタミンが含まれています。
私はトマトアレルギーではありませんが、遺伝的にヒスタミンを分解する酵素が働きにくいので、トマトを口にすると皮膚に痒みが出たり赤くなったりします。
同様に、腸壁にある粘膜が傷んでいる人は、ヒスタミンを分解する酵素がつくられにくく、痒みなどが生じるケースがある。
ヒスタミンは脳にダイレクトに刺激を与える物質なので、子供の場合は落ち着きがなくなったり、大人は集中力が続かないという状態になることもあり得ます。
また、何らかのアレルギーを持つ人は、ヒスタミンを多く含む食材が体に合わない傾向があります。アトピーなどのアレルギーを持つ人はより一層気をつけてほしい」
(本間医師)
近年、花粉症の人が果物や野菜を摂ると、アレルギー症状が出ることが報告されている。
患者の多いスギ花粉症の人は、トマトでアレルギー症状が出るとされる。
決して“万人に対して万能”の健康食ではないのだ。
※週刊ポスト2019年5月17・24日号