許南浩(ホウナンホウ)理事・副学長、輪郭がボケた顔から判断して大陸系であろう。東大(1973年09月卒)から日本国へ入ったのであろうか?大学ハラスメント防止委員会委員長という。
外国人が大学中枢へ入ると日本人教員との軋轢が多いのが普通である。義を重んじるのが日本人の多くで偽を好むのが中韓系教員である。どんな手段をとっても上に上がろうと画策する。
私も「君の将来がどうなるのか?」と脅されたり騙されたりしたことがあるが恨んではいないが組織が壊滅するのが残念である。
不正論文を暴こうとした提訴の森山芳則薬学部長は立派な日本男児であろう。
大学も金と不正をする者ばかりがのさばり、実力のあるものは阻害されているのが現状であろうか。
1.iryo.sanyo.oni.co.jp/hosp/h/055/c2010051911421160
2.◆講師経歴◆
1947年生まれ。倉敷市出身。1978年東京大学大学院医学系研究科博士課程終了。富山医科薬科大学(現 富山大学)医学部教授などを経て岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授。2009年から岡山大学副学長を併任。専門は細胞生物学。
パワハラで岡山大薬学部長が提訴
2014年 04月 25日 16:15 JST ロイター
岡山大の森山芳則薬学部長が25日、強い叱責や懲戒処分をするとの脅しなどのパワハラで精神的苦痛を受けたとして、大学の許南浩理事に慰謝料1千万円の支払いを求め岡山地裁に提訴した。
森山氏は提訴後、記者会見し
「学内の論文不正を告発しようとしたことがパワハラのきっかけだ」
と説明した。
訴状によると、2012年1月、森山部長らは不正の疑いがある論文を発見。
同月、別の男性教授=1月に岡山大を提訴=が大学の監査室に告発した。
これに対し、許理事は2人を叱責したり、
「大学教員に対し嫌がらせをした」
との身に覚えのない理由で懲戒処分にすると脅したりしたとしている。
岡山大で不正論文とその隠蔽を内部告発 告発者は森山芳則薬学部長ら
2014-02-12 1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-4655
全く嬉しくないブームですが、また不正論文告発です。今回は告発者たちが実名なんですが、問題があるとされる教授らは匿名です。
名前判明していないかな?とざざっと検索してみましたが、特に見当たらず。有名な方らしいですけど。
製薬会社と医学部の癒着 現役国立大学教授が実名で現状告発-
NEWSポストセブン(2014年2月10日07時00分)
「大学の研究者が製薬会社にとって都合がいいように研究データを改竄し、それを根拠に執筆された不正論文は、この大学にもヤマのようにあります」
不正の証拠となる写真や論文を示しながら、岡山大学の森山芳則・薬学部長はこう言い切った。
岡山大の森山氏と榎本秀一・副薬学部長が本誌に告発した内容は、昨春から医薬業界を揺るがせているノバルティス事件が、日本の医学部において氷山の一角でしかないことを示す重大な証言である。
ノバルティス・ファーマの事件というのはディオバン問題(うちの最新は国がディオバン問題でノバルティスファーマ告発 犯罪立証は困難)ですが、最近ここは新たにノバルティス、白血病薬臨床試験でも関与 賞品で奨励・資料作成などというのをやらかしています。
今回の岡山大学の件はノバルティス事件と違う種類の不正もあります。まずはコピペ論文という話から。
「発端は、大学院生の博士論文の不正に気づいたことでした。ある教授の研究室で、実際に実験を行なっていないのに、研究論文を提出している院生が数人いた。
論文内容を質問しても、ろくに答えられず、あまりに低レベル。おかしいと思い調べると、他人の論文をコピーして繋ぎ合わせただけだった」
(森山芳則・薬学部長)
衝撃なのはこの
"不正論文の手引きをしたのはその担当教授だった"
ということです。これが本当の話かどうかはわかりませんが、森山芳則・薬学部長らはすぐに"その実態を学長に訴え"ました。
もちろんこのとき学長が
「問題だ!すぐ調べよう」
と言っていれば、内部告発には至っていないわけです。まるでドラマの悪役みたいなセリフですが、
「この件については騒がないでほしい」
と口止めされたそうです。
本当かいな?と思いますが、冒頭で書いた通りここ数年生物・医学系では不正論文の判明がものすごい勢いで判明しています。あり得そうな話です。
森山芳則・薬学部長の話にはまだ続きがあります。
"榎本氏らとともに、岡山大学医学部が発表してきた論文"
を精査したところ、
"学生の論文から有名教授の研究発表までその数は200本以上"
にのぼったという話。本当なら一大スキャンダルです。
この中で特に問題のお二人、最初に「有名な方らしいですけど」と書いた方々が以下です。
・腎臓病や高血圧など最も薬の需要が高い分野で、学会・製薬業界で知らぬ者はいないというX教授
「複数の論文で“細胞映像の使い回し”が確認されました。実験を繰り返すうちに、理想的な結果を示す細胞の状態が現われることがある。
偶然に過ぎないのですが、その細胞の映像を光の露出も微妙に変えるなど細工をして何度も使い回すことによって、理想の研究結果が得られたかのように見せかけていた。完全に不正な手法です。
また、基礎研究、臨床研究を通じて、統計データが非常に杜撰。何度も同じ数値が現われるはずがないような研究にもかかわらず、不自然に数値が一致することも多数確認できました。データの扱い方に、深刻な問題がある」
(榎本氏)
・泌尿器や先駆的遺伝子治療の権威であるY教授
「臨床研究につながる複数の論文において、実験結果の画像を不正に操作した疑いが強い。また、複数の学術雑誌に掲載された類似論文を比較すると、同一患者のデータが食い違っていることがある。どちらかのデータが捏造であるのは明らかです」
(榎本氏)
同一患者のデータの食い違いってのは決定的ですね。たぶん「単純なミス」などと言って何食わぬ顔で訂正を試みて、「捏造」とは認めないと思いますが…。ディオバン事件の場合はこれに近い不正で、やはりデータ操作が疑われています。
その前のX教授の方は写真の使い回し。生物・医学系の研究不正では十八番です。門外漢としては不思議に思うのですが、多くの方がこの種の不正をしながらネットで叩かれるだけで、それ以上の大きな問題になっていません。
ところで、前半で出てきた学長さんがおっしゃったというセリフでもう一つ印象的だったものに、
「こんなこと(不正の暴露)をやったら、ウチの大学はたいへんなことになる」
というものがありました。
本来でしたら不正があるということそのものが「たいへんなこと」であり、調査して白日の下に晒した上で再発防止に努めるべきです。ところが、学長さんは全く逆に隠蔽しようとしているんですね。
今回のようにその隠蔽工作をバラされてしまうと、素直に調査したときよりさらに「たいへんなこと」になりかねないのですが、そこまでは考えないようです。
この「隠蔽」という選択肢を取ることはもちろん良いことじゃないのですが、わかるなとは思います。1本の不正論文から遡って何十本と捏造論文が出てくるというのは、それまでの数十本の論文はうまいこと隠蔽できていたということですから、残念ながら「隠蔽」が成功することが多いのです。今回の記事の趣旨も
「ディオバン論文の研究不正は氷山の一角」
というものでした。
あともう一つ想像できる理由としては、研究不正に限らず、企業不祥事の場合も「隠す」という選択肢が取られやすいので、たぶんみんなそうなんだろうなぁというのがあります。
東京海上日動、自動車保険10万件不払いの東京海上日動なんかは不払いを隠しておきながら、未だに「対応に間違いはなかった」と豪語しています。また、内部告発があるとむしろ内部告発者の方が潰されるというのもよく聞くエピソードです。
それから、この前のJ-ADNIデータ改竄で厚労省田村憲久大臣、内部告発のもみ消しをはかるは明るみに出ているのにも関わらず、厚生労働大臣自ら強引に内部告発を潰そうとしています。
隠蔽しようとする習性と、その成功する見込みが高いという両方の要素を含んだ事件です。何でこんなめちゃくちゃなことがマスコミで大きく報道されないのか、本当不思議です。
このことを考えると、今回の岡山大の件も有耶無耶になって終わり、内部告発潰し成功の一例に加わるんじゃないかと心配です。